内容説明
できない自分をできる自分に、ダメな組織を良い組織に―グループ企業9社リサイクル工場経営者が語る中小企業経営の本質。
目次
第1部 外部との闘い(入社してから取り組んだこと;ガラスリサイクル業界;品質と営業力の関係;モンスター顧客に出遭ったら?;インサイド・アウト ほか)
第2部 内部との戦い(工場が抱える問題;内部改善の決意;内部改善の実践(その1・ルールの設定)
内部改善の実践(その2・社内セミナーの実施)
内部改善の実践(その3・多能工) ほか)
著者等紹介
大原照平[オオハラショウヘイ]
9社のグループ企業を運営中の「工場経営者」。1978年、愛知県名古屋市生まれ。大学卒業後、東京でSEとして会社勤めをしていたが、24歳のとき、突然他界した父の後を継いで、有限会社大原ガラスリサイクルに入社。その後、法人を7社設立し、すべての会社で利益を上げ続けている。どの会社でも通用する「原則」に基づいた経営を追求し続けており、とくに「成長し続けること」「絶対に人を裏切らないこと」を信条としている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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香菜子(かなこ・Kanako)
20
ゼロからの二代目経営 実力ゼロ・経験ゼロ・引継ぎゼロの事業承継物語。大原照平先生の著書。大原照平先生は実力も経験もなく前任者からの引継ぎも受けなかったと謙遜されているけれど、やっぱり見ず知らずのうちに実力も経験も身についていたのだと思います。それは一代目の仕事を間近で見ていた二代目だからこそできること。親子二代世襲は実力が伴っていないのに親子であることだけを理由に親子二代世襲がされているとか批判の対象になりやすいけれど世襲だからこその長所はたくさんある。2022/08/17
このこねこ@年間500冊の乱読家
2
⭐⭐⭐⭐ 突如他界した父に代わり経営者となった著者の奮闘記。経営理論を学び、それを武器に徐々に会社を良くしていく。 長年貢献してきたベテラン社員が、会社の良い変化に耐えられず、退社してしまうシーンは悲しい。 理論と現実を整合させる難しさを感じました。2021/02/09