出版社内容情報
AIが人間の感情や知性を持つことになれば、人間のアイデンティティは崩壊するのではないかと恐怖を感じることになるのかもしれません。かつて、人間疎外を克服しようとして実存主義哲学が誕生したように、これからのAI時代には、人間のアイデンティティを明らかにする実在論が求められるようになります。本書では、人間としてのアイデンティティ確立の基礎となる自由意志の存在をベースとして、独自の理論と考え方による一冊です。
【目次】
第一部 「認識と実在」の理論体系構築
序章
第Ⅰ章 ?人間とは何か
第Ⅱ章 ?実在とは何か
第Ⅲ章 ?固有世界とは何か?
第Ⅳ章 実在の二重構造論から未解決問題を解明する
第Ⅴ章 本実在論と自然科学の進歩・人間・思想・その他
第二部 「認識と実在」探究対話
序章??
第Ⅰ章 ?自然哲学の誕生?
第Ⅱ章 ?自然と人間、そして実在とは何か?
第Ⅲ章 ?人間とは何か?
第Ⅳ章 ?物理学的自然像と実在?
? 第Ⅴ章 ?認識と実在の探究?
内容説明
「真の実在とは何か」AIに翻弄され、不安な現代、人間のアイデンティティを明らかにする実在論が求められている。
目次
第一部 「認識と実在」の理論体系構築(人間とは何か―体内に物質(物理法則)からの飛躍を持つ者が生物であり、その頂点が人間である―
実在とは何か―実在が二重構造をしていることは侵しがたい事実である―
固有世界とは何か―絶対世界は存在せず、固有世界のみが存在する―
実在の二重構造論から未解決問題を解明する
本実在論と自然科学の進歩・人間・思想・その他)
第二部 「認識と実在」探究対話―著者と友人との仮想対話―(自然哲学の誕生(タレス、プロタゴラス、アリストテレス)
自然と人間、そして実在とは何か(デカルト、ニュートン、ハミルトン、ゲーテ)
人間とは何か(ダーウィン、フロイト)
物理学的自然像と実在(アインシュタイン、シュレーディンガー、ハイゼンベルク)
認識と実在の探究(カント、ヒューム、フッサール、ヴィトゲンシュタイン、ハイデガー、ガブリエル)
生き甲斐の創造と実在(ニーチェ、サルトル、レヴィ=ストロール他)
後日談―「人間にとっての実在」創造の形式(西田幾多郎他))
著者等紹介
濱田利英[ハマダトシヒデ]
1949年兵庫県神崎郡に生まれる。2020年~姫路女学院中学校高校非常勤講師を経て、現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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