出版社内容情報
為替レート変動の要因、自国や他国のマクロ経済政策が雇用や所得などの実体経済に与える影響、固定相場制や共通通貨の利点と欠点などについて、モデルを用いるとともにデータや歴史を踏まえてわかりやすく解説する。
内容説明
国際標準・オーソドックスな学部レベルの国際金融論をマクロ経済学の基礎から解説。学際系・国際系学部の学生、一般の読者にもわかりやすい一冊。
目次
第1部 マクロ経済学の基本(基本概念の整理;財・サービス市場・貯蓄と投資;貨幣量、金利と貨幣市場;IS‐LMモデル;総需要・総供給(AD‐AS)モデル
マクロ経済学に関係する基本モデル)
第2部 国際マクロ経済学(為替レート;為替レートの長期モデルと実質為替レート;為替レートの短期モデル;国際収支と国民経済計算;国際IS‐LMモデル;金をめぐる国際通貨制度の歴史;為替レート政策;国際経済の新たな課題)
付録 数学準備
著者等紹介
和田龍磨[ワダタツマ]
1999年慶應義塾大学経済学部卒業。2006年ボストン大学Ph.D.(経済学)。ウェイン州立大学(アメリカ・ミシガン州)助教授および准教授、ダラス連邦準備銀行客員、カリフォルニア州立大学デービス校訪問助教授、ウェスタンオンタリオ大学(カナダ)訪問准教授、ニューサウスウェールズ大学(オーストラリア)客員准教授を経て2018年慶應義塾大学総合政策学部教授。専攻:国際金融論、マクロ経済学、計量経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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