出版社内容情報
本書は、経済について本格的に学びはじめる中学校を起点として、前後の小学校と高校を結び付ける経済教育の系統性を意識した章編成を組んでいる。日本の経済教育研究の特徴と残されている課題の克服にも迫る実践書でもある。
内容説明
本書は、経済について本格的に学びはじめる中学生を起点として、前後の小学校と高校を結び付ける系統性を意識した経済教育の提言書である。
目次
第1章 小中学校を見通した経済教育のカリキュラム・マネジメント―義務教育学校での経済教育における学びを創る
第2章 小学校経済体験学習の改善のツボ―「あきんど体験学習・100円商店街」の実践から
第3章 中学校経済教育における見方・考え方を意識した授業づくりにむけて―『経済教育』における授業実践を手がかりにして
第4章 経済教育テストからみる経済教育
第5章 経済教育テストをもとにした授業改善
第6章 経済教育における「深い」学びとは―授業実践「トランプ大統領に就任のお祝いの手紙をおくろう」から
第7章 新学習指導要領における経済教育実践の展開―「金利」から金融教育を考える
第8章 経済概念を取り入れた経済教育実践―新科目「公共」を想定した授業(高校)
第9章 租税教育で何を語るか
第10章 大学が学校の教育実践から学べること
第11章 日韓の経済教育に関するカリキュラム・マネジメントからの比較考察―経済概念学習の系統性と金融教育を中心に