デジタル一滴シリーズ 本づくりはジャムセッション - 編集はなにをしていますか

波野發作

ボイジャー（2025/06/30発売）

• サイズ 46判／ページ数 144p／高さ 19cm
• 商品コード 9784866894416
• NDC分類 021.4
• Cコード C0036

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[izw]

出版という事業の中で編集者は重要な役割をしているが、奥付に名前が載ることも少ない。20代から編集を中心に出版のほとんどに携わってきた著者が、編集の仕事、役割、重要性を具体的に語っている。３日間で小説を書き、電子版として即座に出版までするという創作イベント「NovelJam」の話から始まる。何度か参加した後、今は運営側に回っているという。このイベントでは編集者の重要さが目立つ。電子書籍が騒がれた2010年頃、出版社を通さず著者が電子本を出版できると騒がれたが、出版社は不要でも編集者は必要だろうと思っていた。

2025/12/04

[みんな本や雑誌が大好き！?]

企画・立案の仕事は無論のこと、データ作成、ＤTPなどもこなす最新の編集者像を追究しています。本書の章のタイトルには「編集者は指揮者」「編集者はコンシェルジュ」「編集者は執事」といったタイトルも目にとまります。そのほか「編集者は校正者」でもあるでしょう。電子出版なら、「紙」の工程も省けるので、より早く刊行することも可能でしょう。 「本づくり」も「本の読み方」「本の入手の仕方」等々も、時代と共に変化変遷進化していることがよくわかる一冊でした。

2025/10/12