内容説明
公教育のあり方、学校の未来像…?公教育の変容を精緻に捉えた15の議論と、気鋭の研究者たちによる論考を収録。
目次
1 公教育を問い直す(対談 公教育再考―ケアをめぐる政治学と教育学の交差;別様な市民が創るオルタナティブな学び場の公共性―“縁側”をもつ応答的包摂型公教育の生成へ;移民の若者との協働から学校を問う―参加型アクションリサーチの試み;ESDの深い次元―公教育の「これまで通り」から構成される学習へ;「切実な要求」に応える公教育ガバナンスの原則と分析枠組に関する考察―多機関・多職種連携時代の公教育を見据えて ほか)
2 研究論文(政令市議会議員の教育政策への対応―組合出身議員に焦点を当てて;サイバネティクス 「死語」か「流行語」か―ドイツにおける「サイバネティクスのルネサンス」から制御の欲望を考える;研究ノート 非大学の高等教育機関の制度的位置に関する研究―プロテスタント神学校の事例;エッセイ 文理のジェンダーギャップを問い直す;日本における「新自由主義」概念の位置と教育研究)
著者等紹介
佐久間亜紀[サクマアキ]
慶應義塾大学教職課程センター教授。東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。博士(教育学)
石井英真[イシイテルマサ]
1977年生まれ。京都大学大学院教育学研究科准教授(教育方法学・学力論)。京都大学大学院教育学研究科教育科学専攻博士後期課程修了。博士(教育学)
丸山英樹[マルヤマヒデキ]
1971年生まれ。上智大学総合グローバル学部教授(比較国際教育学)。広島大学大学院国際協力研究科教育文化専攻博士課程前期修了。上智大学大学総合人間科学研究科論文博士(教育学)
青木栄一[アオキエイイチ]
1973年生まれ。東北大学大学院教育学研究科教授(教育行政学、行政学)。東京大学大学院教育学研究科総合教育科学専攻博士課程修了。博士(教育学)
仁平典宏[ニヘイノリヒロ]
1975年生まれ。東京大学大学院教育学研究科教授(社会学)。東京大学大学院教育学研究科総合教育科学専攻博士課程修了。博士(教育学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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