内容説明
歴史の「私物化」を撃つ。
目次
1 はじめに=歴史認識を問う
2 「従軍慰安婦」から「慰安婦」、その変転を見る
3 日本政府の姿勢を追う
4 河野談話への政府の態度を検証する
5 教育への対応を検証する
6 教科書訂正強要への抗議声明、談話
7 ラムザイヤーに反論する
8 「歴史戦」を検証する
9 資料・文献案内
10 あとがき=教育への政治介入は許されない
著者等紹介
柏尾安希子[カシオアキコ]
1972年生まれ。東京女子大学卒。1995年に神奈川新聞社に入社し報道部、経済部などを経て2022年1月から文化部(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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海冨長秀
1
加害者が責任逃れをする姿勢に激しい憤りを覚える人は多い。例えば、最近では池袋暴走事故がよい例だと思う。加害者は明らかな自らの過失や誤りを認めず、車のせいにしたりし多くの国民が怒った(判決では、苛烈な社会的制裁を受けたとして量刑が加減される方向に影響がでたことを申し添えておく)この事件の加害者と日本政府の従軍慰安婦問題に対する態度に違いはない。私たちのことを決めている政府は、残念ながらこのような人たちなのである。国益を大きく損ねる人たちを選挙で選んでいるということに多くの有権者が気が付いてほしい。日本人必読2023/01/19