目次
序 教室文化のビジョン、「学び合う教室文化」とは何か
第1章 話の「聴き方」を育てる
第2章 グループの「学び合い」をどう育てるか―グループになって何を学ばせるのか
第3章 「学び合う教室文化」を支える実践―教室の日常的な実践から
第4章 子どもたちと共に創る教室文化―消費者から生産者へ
あとがき 「学び合う教室文化」づくりに取り組む実践者として
著者等紹介
古屋和久[フルヤカズヒサ]
1961年山梨県市川大門町(現・市川三郷町)生まれ。山梨大学教育学部教育科学科卒業後、山梨県内の小・中学校に勤務する。その間の1991年、東京大学教育学部学校教育学科研究生として、佐藤学氏(現・学習院大学教授)のもとで学ぶ。その後、山梨県教育委員会学術文化財課県史編さん室に勤務し、山梨県史「民俗編」の執筆・編集に携わる。2003年より「学びの共同体」理論に基づく教育実践研究を本格化する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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鵜殿篤
1
土台となる理論は佐藤学(学びの共同体)から得ているものの、数々の具体的な実践は現場での知恵と工夫から生まれている。とても感心しながら読んだ。仮に教師の授業が拙くても、教室の環境さえ「学び合い」を促進するようにデザインされていれば、子どもたちは自然と力を発揮していく。その通りだろうなと思う。 新自由主義的な自己責任論が一般社会で蔓延する中、教育の世界でも「学びの共同体」とは正反対の、自分さえ良ければいいという抜け駆け精神が目立っている。だからこそ「学び合う教室文化」を前面に打ち出す実践は、とても尊いと思う。2020/02/13
とし
0
専門性の必要性2020/05/01
松村 英治
0
古屋先生がそこで語っているかのような本だった。確かなビジョンが伝わってくる。2019/03/23