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出版社内容情報
ベストセラー日記シリーズ最新刊! シリーズ累計69万部突破!
今回もすべて実話の生々しさ。
警察官のこのこ日記~本日、花金チャンス、職務質問、任意でご協力お願いします~
目次より・・・
ようこそ警察学校へ/教場にはカーストがある/渋谷駅前
交番勤務/配属ガチャ、外れました/パンティー泥棒、侵
入/機動隊、3.11被災地派遣/社会不適合警官/万引き処
理はしたくない etc.
内容説明
「ノルマに駆けずり回る仕事」。警察小説には描かれない警察官の事情。
目次
第1章 ようこそ警察学校へ(某月某日 オリエンテーション:入校前日の腕相撲;某月某日 幸か、不幸か…:教場と、鬼助教 ほか)
第2章 配属ガチャ、ハズレました(某月某日 着任:「おんめぇもそう思わねえか?」;某月某日 交番勤務の1日:日勤篇と夜勤篇 ほか)
第3章 事件は××で起きている(某月某日 社会不適合警官:久しぶりの交番勤務;某月某日 万引き処理:「被害届出さなくていいんですか?」 ほか)
第4章 さよなら、桜田門(某月某日 内規違反:郷に入っては郷に従え;某月某日 絶対的支配者:反抗的な者は… ほか)
著者等紹介
安沼保夫[ヤスヌマヤスオ]
1981年、神奈川県生まれ。明治大学卒業後、夢や情熱もないまま、なんとなく警視庁に入庁。調布警察署の交番勤務を皮切りに、機動隊、留置係、組織犯罪対策係の刑事などとして勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
82
警察学校に入学し、その後警官として体験した出来事が綴られた本 ドラマのような派手さは、現実にはないことを知る。 みなさん、人間だもの。警察学校は、昔の軍隊のようだし、 途中で辞めてゆく人も多いみたいだ。自衛隊にしろ消防署にしろ 警察の不祥事もよく耳にする。、普段からストレスが溜まっているからだろう。 大変な仕事。これから若者がどんどんいなくなり、やがて、じいちゃん警官や、日雇い警官など現れるかも・・・2025/05/03
シャコタンブルー
57
作者がなんとなく警察官になったことに驚きだ。何となくで警察官を職業に選ぶ人もそう多くはないだろう(笑) 警察に対してのイメージと暴露された内容はそれ程の相違は無く、正直驚きは少なかった。縦社会、体育会系ノリ、パワハラの横行、不祥事の隠蔽等・・さもありなん。上官の無理難題の命令でも絶対服従であり真面な神経なら耐えられないかもしれない。「嫌ならやめろ」「他に代わりはいくらでもいる」さすがに現在では少しは改善されているだろうが・・警察官を志す意思がある人には必読の書のひとつかも知れない。2025/04/05
ノンケ女医長
46
とても興味深く、読むことができた。著者は、編集者から本当に出版していいんですかという旨の確認までされている。実際に経験した立場から、かなり詳らかに警察組織の闇を描いている。あまり議論されることのない、留置管理の実際もそうだし、なんと言っても、警察職員が常に悩む「組織の人間関係」に焦点を当てている。よほど、著者は警察を愛し、そして意見を述べ、生まれ変わってほしいと願っているからこその作品だと思った。警察小説に描かれる華やかさや人情はほぼなく、本当のところは心を病む窮屈さばかり。きちんと論述した著者にエール。2025/04/29
アナクマ
34
身バレ覚悟で「末端の警察官」が語る20年間のリアルな生態。「犯人探しが始まるかもしれない」と慄いているところで『交番のウラは闇』って本が昔あったことを思い出しました。1章_01年に府中に越したばかりの警察学校。寮は個室に、携帯使用は許されているが、教場ではビンタが飛び交う。理不尽と規律、体育会系エリートへの怨嗟、脱落者「代わりならいくらでもいる」、慣れ(適応)と反発。いまはどんな教育?が行われているのか。◉機動隊や刑事課をへて最後には辞職。送別会はかつての鬼教官とのサシ飲み。この辺りはまだまだ深掘れそう。2025/05/25
GAKU
30
警察官勤務の20年間に、殺人事件に遭遇した事はないし、拳銃も一度も発泡した事がない。まぁ、実際の警察官ってそんなものなのでしょうね。それにしても警察の世界って、本当にゴリゴリの体育会系ですね。そして変な人が多いというのが、こちらを読んでの印象でした。2025/04/01