内容説明
3つの基礎が最強の武器になる!ビジネスを事例に基礎から応用まで徹底解説。外資系コンサルティングファーム×大手広告代理店ハイブリッドキャリアが教える、答えなき時代の仮説と成果のつくり方。
目次
第1章 可能性を広げる推論力―今後希少性が高まるスキル(推論力とは何か?;なぜビジネスに推論力が必要なのか? ほか)
第2章 「優れた洞察」を生み出す推論法―帰納法(帰納法とは何か?;帰納法を扱う際の留意点 ほか)
第3章 「予測と検証」を可能にする推論法―演繹法(演繹法とは何か?;演繹法を扱う際の留意点 ほか)
第4章 「仮説」を生み出す推論法―アブダクション(アブダクションとは何か?;アブダクションを扱う際の留意点 ほか)
第5章 成果を倍増させる「推論力の合わせ技」(「帰納法」と「演繹法」の合わせ技でビジネスの一貫性を保つ;「帰納法」と「演繹法」の合わせ技で提案力を身につける ほか)
著者等紹介
羽田康祐[ハダコウスケ]
株式会社朝日広告社ストラテジックプランニング部プランニングディレクター。産業能率大学院経営情報学研究科修了(MBA)。日本マーケティング協会マーケティングマスターコース修了。外資系コンサルティングファームなどを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミライ
37
なにが起こるかわからない予測不能な現代社会では、背景・法則などから未来を予測する力「推論の技術」が重要となってくる。本書では誰でも一度は聞いたことのある「帰納法」「演繹法」「アブダクション」の3つの推論法を、ビジネスを事例に基礎から解説する。この3つの推論法を使いつつ他のフレームワークを組み合わせて意識的に使うことができるようになれば、ビジネス・私生活に限らず、今後直面するであろうさまざまな困難にも対処できるようになると思う。タイトルだけ見るとかなり難しそうだが、新人ビジネスマンにもわかりやすい内容。2020/02/25
タナカ電子出版
30
推論を高める3つ①帰納法②演繹法③アブダクション☺️これ等の思考法をシンプルに伝えてくれます。理屈人間にとっては読んでいて楽しい本に仕上がっています✨全然、帰納法も演繹法も初耳の方には少し読むのが難しいかも…簡単に説明すれば、帰納法は収束思考、演繹法は拡散思考、アブダクションは仮説思考です。勿論本書はこんなに簡単には説明してくれません。ゆっくり熟読することをおすすめします🎵理解して実行📖2020/03/14
春風
20
いかに低労力で、確からしい推論を達成するかを解説する。「優れた洞察」を生み出す推論法〈帰納法〉、「予測と検証」を可能にする推論法〈演繹法〉、「仮説」を生み出す推論法〈アブダクション〉を取り扱う。これらの合わせ技の一つの到達点として①洞察的帰納法により共通点を導出し②アブダクションにより仮説をたて③演繹法により確からしさを検証する、というプロセスが提唱されている。いかに高精度な推論をするかというよりも、ビジネスシーンでスピード感を以った“確からしい”推論をなすかという、実践的な方法論。2020/06/22
ぺり
16
良書。基本的な推論術から始まり最終的には課題を解決するための仮説の立て方まで。読み進めるにつれ読み手が止まらない。あとがきには推論力を高めるために継続な鍛錬が必要なことをしっかり釘を刺してくださる。読み返して行動していきます。2021/10/02
jackbdc
13
オーディブル。知識が体系的にまとまって提供されるだけではなく使いこなすためのTIPSやヒントを授けてくれる点が良かった。最も印象に残ったのは演繹法活用のTIPS。前提条件の設定を柔らかくすることで面白い仮説を可能とする余地がありそうだと感じた。自分の失敗パターンを振り返ると、思い込みや固定的なモノの見方、もっと良く見ていれば、頭を柔らかく使えていればと悔やまれる事が何度もあったので。本書の事例でいえば紙の用途は書くための物だけでなく、包む折る貼る…こうした多彩に展開を引き出せるように成りたいと憧れる。2022/05/03