内容説明
生殖欲をないがしろにしてきた100年のツケが、日本と日本民族を滅ぼそうとしている。人間の三大欲求は、食欲・睡眠欲・生殖欲である。いま必要なのは、“命をつなぐ生殖欲教育”。大学教育の必修科目に、生殖欲学を!生殖欲研究に国策的予算をつけて科学的エビデンスを!
目次
第一章 「性」をオープンに語れる社会の構築が日本を「少子化」から救う
第二章 日本民族はすでに『絶滅危惧種』である
第三章 人類の「生存能力」から見た少子化問題の深刻度
第四章 なぜ日本人は性の問題を直視しないのか
第五章 性交渉をまじめに語るには「言葉」が必要
第六章 革新的性教育が、少子化・日本民族絶滅の切り札となる
第七章 少子化問題の解決主導権は女性が握っている
第八章 セクシャル・ハラスメントと性的同意
第九章 国家プロジェクトとして「性教育=健康学」を必修科目に!
第十章 エクスタシーと妊娠の密接な関係
第十一章 性行動と住環境:豊かな性を取り戻すために
第十二章 人生100年時代における生殖欲と性ホルモン
第十三章 「情報」と「バランス」が社会再生の鍵を握る
著者等紹介
田島和彦[タジマカズヒコ]
1939年(昭和14年)、東京・目白に生まれる。自由学園最高学部を卒業後、スイス・ダボスの貿易会社に勤務。若くして海外に暮らし、またその後も多くの国を訪れる中で培われた国際的な感覚と客観的な視野をもとに、日本の産業と文化に新たな価値をもたらす。1969年、スポーツアパレルブランド「フェニックス株式会社」を創業。日本のアウトドア・スキーウェア市場を牽引。1994年には長野県・奥志賀高原に「ホテルグランフェニックス」を開業。世界を見てきた眼で設計やサービスにこだわり、高原リゾートの新たな象徴を築いた。2005年には株式会社ズイカインターナショナルを設立し、同ホテルのさらなる発展と地域の魅力発信に貢献した。実業家としての先見性と行動力で、スポーツアパレル業界およびリゾー卜開発において多大な功績を残す。2025年8月死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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