内容説明
第二次世界大戦後の占領政策により、日本の文化・文明や歴史が否定されたトラウマ―バブル経済が弾け、30年間も続く不況―本書では、「村民民主主義」と「哲学」に注目し、経済的・社会的停滞による閉塞感からいかにして日本が脱するか、そのヒントを提示する。
目次
1部 歴史から見た日本の村の功罪―「村民民主主義」が日本にあったのは事実なのか(村はどのようにして出来たか;「村民民主主義」とどうして言えるのか)
2部 人間社会分析の基礎としての哲学(「恣意性」とは何か―人類は恣意性を持ち、他の動物は持たない;意味付けはどのように働くのか)
3部 日本社会の固有性と停滞打破への方向性(言葉と人の社会;これからどうしたらいいのだろうか)
著者等紹介
四方一偈[ヨモイッケイ]
1942年静岡県生まれ。京都大学卒。高校教師の後、小倉庫業を起業して現在に至る。ドイツ哲学の原書講読の哲学サークルを作り、40年以上続いている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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