目次
1 故郷と両親のこと
2 「現代」の胎動
3 私は建設人
4 「現代自動車」と「現代造船」
5 ジュバイルのドラマ、そして一九八〇年
6 ソウル・オリンピックと第五共和国(全斗煥政権時代)
7 金剛山観光とシベリア開発白書
8 祖国と民族のために
9 私の哲学、「現代」の精神
付録 写真集/家族との思い出
鄭周永 年譜
著者等紹介
鄭周永[チョンジュヨン]
1915‐2001年。韓国「現代」創業者。晩年、老躯に鞭打って南北融和・統一に向けて第一線に立って陣頭指揮した。現在は北朝鮮の版図にある江原道通川の貧農の長男に生まれ、長男として飢えから脱するために最善をつくす。逆境にめげず「現場主義」を貫き、この姿勢は生涯変わらなかった。20代半ばに「現代」の萌芽になる自動車修理工場をソウルで起業し、成功を収める。解放後(戦後)、祖国は独立したのも束の間、分断と6・25(朝鮮戦争)を経て廃墟となったが、韓国は60年代末に「漢江の奇跡」という経済的飛躍の端緒をつかむ。この中心的役割を果たしたのが、鄭周永であった。「88ソウルオリンピック」の誘致にも、主導的に跳び回って成功をもたらす。晩年に至り、「千一頭の牛」を率いて訪北して南北融和のカギをこじ開け、世界的に注目を浴びる
金容権[キムヨングォン]
1947年、岡山県倉敷市生まれ。早稲田大学文学部卒業。出版社編集部を経て、著述・翻訳に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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