出版社内容情報
東京都の名建築を紹介するガイド本
内容説明
街に歴史を刻む時代が求めた現代建築。普段なにげなく目にし、利用していた、東京の街角に佇むあの建物が、じつは未来を切り開き、時流を象徴する名建築かもしれない。戦後復興を果たし高度経済成長期を経て、バブル経済に突入し崩壊を迎えるという、1951(昭和26)年から1999(平成11)年までの、日本がダイナミックに変貌した約50年間に焦点を当て、この間に日本を代表する建築家たちが手掛けた建造物を、50年代、60年代、70年代、80年代、90年代と、年代別に追いかける。
目次
1950年代 モダニズム黎明期(1951年 日本キリスト教団国分寺教会/国分寺市;1951年 東京日仏学院/新宿区 ほか)
1960年代 社会の成長と建築(1960年 国際基督教大学礼拝堂/三鷹市;1960年 五島美術館/世田谷区 ほか)
1970年代 都市建築の転換(1970年 駐日クウェート大使館/港区;1971年 ポーラ五反田ビル/品川区 ほか)
1980年代 ポストモダンとバブル(1980年 渋谷区立松涛美術館/渋谷区;1982年 国立天文台自動光電子子午環/三鷹市 ほか)
1990年代 二分される建築(1990年 東京芸術劇場/豊島区;1990年 ワタリウム美術館/渋谷区 ほか)
著者等紹介
大内田史郎[オオウチダシロウ]
工学院大学建築学部建築デザイン学科教授。1974(昭和49)年、静岡県生まれ。1999(平成11)年、工学院大学大学院工学研究科修士課程修了、博士(工学)。1999(平成11)~2014(平成26)年に東日本旅客鉄道(株)、2014(平成26)~2020(令和2)年に工学院大学建築学部建築デザイン学科准教授、2020(令和2)年から現職。(一社)DOCOMOMO Japan理事、(一社)日本建築学会建築歴史・意匠委員会DOCOMOMO対応WG主査(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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