出版社内容情報
2024年度の大河ドラマ『光る君へ』の主人公・紫式部が描いた「世界最古の長編小説」ともいわれる『源氏物語』。光源氏を中心に、平安貴族たちが宮廷を舞台に繰り広げる華麗な恋愛模様の魅力を、ゆかりの地の風景写真や源氏絵とともに伝えるビジュアルブックです。
『源氏物語』に関する素朴な疑問に、一門一答形式で答える構成なので、入門ブックとしてもおすすめです。
内容説明
紫式部が描いた光源氏をめぐる物語。Q&A形式で読み解く『源氏物語』入門。
目次
登場人物の系譜
『源氏物語』は、いつの時代の話なの?
紫式部って、どんな立場の人だったの?
光源氏という名が、なぜつけられたの?
青年時代の光源氏はどんな女性に惹かれたの?
光源氏が最も愛した女性って誰?
光源氏に政敵はいなかったの?
光源氏と葵の上の関係はどうなったの?
その後、六条御息所はどうなったの?
追い詰められた光源氏はどうしたの?
光源氏はそのまま須磨で年老いていったの?
光源氏が、都に戻れたのはなぜ?
空蝉や末摘花など、かつて光源氏と結ばれた女性たちは、その後どうなったの?
光源氏にライバルはいなくなったの?
冷泉帝は最後まで出生の秘密を知らなかった?
光源氏は息子の夕霧に、どんな教育をしたの?
光源氏はどんな邸に住んでいたの?
『源氏物語』で、最も人気のあった女性を教えて!
玉鬘に求婚してきたのはどんな人たち?
内大臣は光源氏にどのように対抗したの?〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
163
源氏物語を何作か読んでいます。世界でいちばん素敵かどうかは解りませんが、カラーで解り易いテキストでした。 https://www.sansaibooks.co.jp/?p=6104 来年の大河ドラマ「光る君へ」を観る予定です。 https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/2023/11/09
流之助
11
改めて源氏物語を読む前に。おさらいとしては充分ながらも、あくまでも入門編や概要をざっくり知りたい人向けの内容。写真は充実しているのでそれを眺めるだけでも楽しめる。2025/03/21
イカまりこ
8
光る君へのおかげでたくさん源氏物語や紫式部、平安時代を学べる本が出ていて嬉しい。源氏物語の登場人物の系譜は何度もページを戻って繰り返し見た。結婚を表す二本線がいっぱいw 当時の読者は光源氏をスパダリと思ったのかなぁ。私はやっぱりコイツくそだな。って思いながら読んだよw 光源氏死後の物語は、あみだくじのように線を辿って誰の子なのか見ていかないと混乱する。匂宮と光源氏の恋愛の違いは何?って質問の答えが、ただの好色であるところです。って、笑わせにきてると思うw 千年以上たっても楽しませてくれるなんてありがたい!2024/02/04
鈴蘭
5
源氏物語関連の書籍で面白かった一冊。 Q&A形式で源氏物語がさらっとおさらいできて、ゆかりの地の写真や屏風絵が大きめに載ってるのも嬉しい。 光源氏にNGな女性はいなかったの?の問いで、Aなんでもありでした。には思わず吹きましたw2024/02/10
ozoz
4
風景写真と源氏絵とQ &Aで、わかりやすい。時代や背景を知ると?が!になって、源氏物語を読みたくなってくる。登場人物の系譜があり助かりつつも、いかんせん人数多い。この系譜をわかってないと、つながらない事も多数。この深みと複雑さも魅力かな。2024/01/28