内容説明
沿線の地図に心がおどる京王電鉄100年の物語。
目次
1 京王全線編(東京から八王子をつなぐ甲州街道に敷かれた鉄道;ニュータウンと高尾山で起伏の大きい地形を走る ほか)
2 京王線(新宿~布田)編(駅舎の移転と駅名変更を何度も繰り返した新宿駅 新宿駅;江戸の宿場町・内藤新宿 発展の転機は関東大震災 新宿駅 ほか)
3 京王線(調布~京王八王子)・競馬場線・動物園線編(線路を地上から地下へ柴崎~調布駅間の大計画 調布駅;後に市長となる人物が調布を「映画のまち」にした 調布駅 ほか)
4 相模原線・高尾線編(関東の宝塚と称された多摩川原遊園京王閣 京王多摩川駅;数キロに及ぶ桜並木?かつての名所・稲田堤 京王稲田堤駅京王よみうりランド駅 ほか)
5 井の頭線編(江戸の町の外れ・渋谷は鉄道の要衝として発展 渋谷駅;鉄道会社が商業施設建設流行発信地・渋谷の開発 渋谷駅 ほか)
著者等紹介
岡田直[オカダナオシ]
横浜都市発展記念館・主任調査研究員(学芸員)。1967年生まれ。京都大学大学院修士課程修了。専門は人文地理学。書籍編集者を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Rie【顔姫 ξ(✿ ❛‿❛)ξ】
27
鉄道の発展は、街の発展そのものなんですね。さらに、京王線が府中街道の宿場町を結んで敷設されたように、それまでの歴史とも関係があり、周辺地域の住宅開発を進めた鉄道会社のビジネスでもあり、戦中戦後の鉄道会社統合などの話でもあり、地形による地理の話であり、いろんな方面から興味深く読めました。自分が住んでいた駅や買い物に行く駅など身近な場所の今まで知らなかったことがたくさんわかって小ネタにもなりそう。地図好きの母にプレゼントしようかな。2020/02/01
kaz
1
図書館の内容紹介は『沿線の住みやすさに定評のある京王電鉄。その歴史はすでに100年を超えている。京王電鉄の軌跡や沿線の地勢、土地に伝わる物語などを、地図を中心とした多数のビジュアルとともに紹介。京王電鉄各駅停車全69駅ガイド付き』。関心のある駅のところのみ、拾い読み。 2020/09/06