内容説明
この本は、コピーライターが培ってきた「1行の解決力」を、皆さんに役立てて頂くための本です。本書で紹介する25の技法を応用してあなただけの「解決の1行」を見つけて下さい。
目次
第1章 「つまり」の1行。―「つまり」がないから、つまらない。
第2章 掴む1行。―驚かないと、残らない。
第3章 共感の1行。―同情するより、同じ立場で考える。
第4章 会議力の1行。―たった1行が、流れを変える。
第5章 人間力の1行。―人間力とは、言葉力だ。
第6章 1行のレッスン。―「0→1」ではなく「100→1」
著者等紹介
細田高広[ホソダタカヒロ]
TBWA
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やっさん
98
★★★★ 百を超えるキャッチコピーを例に挙げ、「1行」で心を動かす工夫を説いた一冊。シンプルな言葉で相手の懐に入り込むのは、センスだけではなく努力も必要。話が長いってだけで耳を閉じてしまう人もいるからね。2024/01/09
けんとまん1007
45
以前、地元の大学の先生から聞いた言葉がある。キャッチコピーは、問題を解決できているかどうかが大事。1行に絞り込む視点・考え方が提示されている。どの場面で、どの思考を活かすのかが問われる。繰り返し、立ち戻ること。2023/12/26
hk
16
弾丸よりキャッチコピーといったもので、言葉の持つ力は凄まじい。本書にはたったの一行で読み手の心を鷲掴みにする文言作成のコツが凝縮されている。「解像度の高い表現をこころがけよ」「読み手の頭の中で映像として再現しやすい文章を目指せ」「話し合いが行き詰ったら言葉の定義を点検せよ」「視点を自分から社会に変えてみる」「利己から利他に」「擬人法は最良のメタファ?!」などなど心揺さぶるキャッチコピーの極意が満載だ。既存の名コピーをお手本としてたんまり転載しているので、「なるほどこう書くものか」と腹落ちしやすい一冊だ。2019/07/29
ヨハネス
10
1行で言うとしたらどう表現するか。解像度の高い言葉を使う。へー、うまいなー!と感心します(が自分で考え付く気がしない笑)。博報堂にいた人なのかー。今でもいるのかはわからないけど。イノベーション創出の事業はちょっと自分にも関わりがあったので興味深く読めました。いや、読んだだけだけど。2019/07/08
まどもあぜる
10
言葉で何かを解決しようとするとき、 人はみんなコピーライターになる。 言葉の選択肢、言い回しの表現を 数多く持つことで、伝えたい事を 強く、弱く、正しく、取り間違えられないようにできる。 書かれている方法は、アイデアの発想法とも近く、様々に使うことのできるものだった。2019/04/25
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