出版社内容情報
地経学(Geoeconomics)とは、国際関係を国の地理的な要素(海洋国家や内陸国など)から分析する学問である地政学に、経済的な視点を組み合わせた枠組みです。
これまで地政学リスクは戦争や内戦、テロと言った安全保障の問題として国家間関係で生じるものと考えられてきましたが、ロシアのウクライナ侵攻に伴う経済制裁や、関税や輸出規制を通じた米中対立など、このようなリスクは民間企業や個人をも巻き込む問題となってきています。なぜなら、こうした問題は、物価高騰、サプライチェーンの断絶、生活や社会の基盤となるインフラへの妨害など経済面の影響を及ぼすからです。これらは政治と経済、官と民などの垣根を超えた複雑な事象であり、地政学と経済の両方の視点を融合させた地経学だからこそ読み解くことができるといえます。
本書は、そんな地経学のいまを新聞やテレビで頻出する言葉を拾いながら、項目ごとに見開き図と専門家による解説で、図だけでもわかる、読んでさらに理解が深まる類書にないハイブリットな一冊です。
【目次】
内容説明
グローバルサウスの台頭、激化する米中の経済的威圧、高市政権による景気浮上策。経済はもはや武器である。地政学×経済―地経学で世界の「いま」と「未来」を読み解く。経済安全保障、経済的威圧、輸出管理と技術競争、経済制裁、投資管理、サプライチェーン強靭化。複雑に絡み合う世界の動きも、地経学で捉えれば構造が浮かび上がる。歴史的背景やニュースの裏側を図解と専門解説で解き明かす。見てわかる!読んでわかる!
目次
1 世界がクリアに見えてくる地経学7つの視点(経済安全保障;経済的威圧;輸出管理と技術競争;経済制裁;投資管理(対内投資審査制度)
サプライチェーン強靱化)
2 世界のいまを知るための地経学的トレンド(米国の経済安全保障;欧州の経済安全保障;日本の経済安全保障;インドの経済外交;アフリカの開発金融;中東の経済戦略;対ロシア制裁)
3 地経学戦略のキーワード(「一帯一路」と四大グローバル・イニシアティブ;インド太平洋経済枠組み;Quad;デカップリング/デリスキング;ニアショアリング/フレンドショアリング/リショアリング)
4 戦略的資源でみる世界のパワーバランス(重要鉱物;半導体サプライチェーン;エネルギー地政学;バイオテクノロジー;水資源)
5 先端テクノロジーから紐解く世界経済の未来地図(デジタルインフラ;新興技術としてのAI;海事産業;ディープフェイクと情報戦;宇宙技術と国際関係)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
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