出版社内容情報
最も疾患数の多い「肺」。実際、肺炎・誤嚥性肺炎は死因の上位に長い間位置している。しかし、コロナ禍以前では、健康番組で肺の疾患を取り上げることは、ほとんどなかった。
その理由は、「肺は頑丈で我慢強い臓器」だから。
肺は内臓、それも生命維持装置でありながら、外界とつながっている稀な臓器で、常に危険にさらされているが、なかなか深刻な症状が出ない。
また、風邪などは誰もが経験しており、それゆえ呼吸器関係の症状は軽視されがちな一面もあった。
ただ、コロナ禍の影響で4年にもわたって「マスクをつけるのがあたりまえ」の生活を強いられた結果、息切れしやすく、ゼイゼイハァハァとすぐに息(呼吸)があがるなど、無視できない呼吸(器)の悩みに直面している人が圧倒的に増えた。
一体、どうすればいいのか――。
そんな悩みを解決するために、テレビなどでもおなじみの呼吸器の専門医が、今はもちろんのこと「100歳まで息切れしない!」呼吸の仕方について、写真などを豊富に使いわかりやすく解説。
目指せ、健康長寿!
内容説明
“背筋”ぴーん“血圧”安定“肩こり”改善“尿もれ”対策etc…にも!「呼吸だけ」で効果バツグン!ズボラでOK!超カンタン!
目次
プロローグ 100歳でも、息切れしない!「長生き呼吸」で幸せな人生を手に入れよう!
1 きちんと吐けている?吸えている?あなたの「呼吸力」を確かめてみよう(あなたの呼吸はどうなっている?チェック&テスト)
2 「長生き呼吸」の“いいところ”教えます!(呼吸をコントロールすること=呼吸筋の動きをコントロールすること;万能の呼吸法―しっかりとした「横隔膜呼吸」 ほか)
3 Let’s「長生き呼吸」ストレッチ!(「長生き呼吸」ストレッチを始めよう!;「長生き呼吸」ストレッチの基本(1)基本の立ち方 ほか)
エピローグ 100歳でも、はつらつ元気に!どうせ生きるなら、楽しく生きよう!
著者等紹介
奥仲哲弥[オクナカテツヤ]
呼吸器外科医医学博士。山王病院呼吸器センター長。国際医療福祉大学医学部呼吸器外科学教授。1958年埼玉県生まれ。埼玉県立浦和高校、東京医科大学卒業、同大学院修了。米国オハイオ州ケースウェスタンリザーブ大学留学、英国ロンドン大学医学部国立医療レーザー研究所研究員、東京医科大学外科講師、山王病院副院長などを歴任し、現職。日本呼吸器学会呼吸器専門医、日本呼吸器内視鏡学会専門医・指導医、日本呼吸器外科学会呼吸器外科専門医・指導医(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。