出版社内容情報
病気がなかなか治らない人、治りやすい人では何が違うのか?累計50万人以上に精神医学や心理学、脳科学の知識・情報をわかりやすく伝え続けている精神科医の視点から、病気がなかなか治らない人の共通点、今日からできる治るための心の持ち方・思考、習慣を紹介。また、支える家族がすべきことにも言及。病気は、治るのです。
内容説明
「何年も病院に通っているのに、なかなか病気が治りません」から解放される。精神医学や心理学、脳科学から見つけた「病気を治す」ヒント。
目次
はじめに 感情をコントロールすれば身体もコントロールできる
第1章 あなたの病気が治らないのには「理由」がある
第2章 「不安」を取り除けば病気は治る
第3章 「悪口」が病気を悪くする
第4章 「受け入れる」だけで病気は治る
第5章 「表現する」と病気は治る
第6章 家族が「寄り添う」と病気は治る
第7章 「感謝」で病気は治る
著者等紹介
樺沢紫苑[カバサワシオン]
精神科医、作家。1965年、札幌生まれ。1991年、札幌医科大学医学部卒。札幌医大神経精神医学講座に入局。大学病院、総合病院、単科精神病院など北海道内の8病院に勤務する。2004年から米国シカゴのイリノイ大学で3年間留学。うつ病、自殺についての研究に従事。帰国後、東京にて樺沢心理学研究所を設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミライ
34
精神科医の樺沢紫苑さんによる、精神医学・脳科学・心理学から導き出された「病気を治す」ヒントを解説した一冊。いわゆる運動・睡眠・食事といった物理面での予防法ではなく、人間の精神面にフォーカスして、オキシトシンやアドレナリンなどのホルモンの働き等を交えて語られる。「受け入れる」「悪口を言わない」「感謝する」の3つがキーワード。2021/06/16
anne@灯れ松明の火
32
いつも、どこかが不調な私。「病気がなかなか治らない人、治りやすい人では何が違うのか?」という言葉に、これは読まねばと思った。文章が読みやすく、具体例も多く、わかりやすかった。各章の終わりの「まとめ」も良かった。忙しい人は、そこだけでも読むといいと思う。「感情コントロール術」とあるように、病気まで行っていない人も読んでみるといいのではないかな。全体に、ポジティブな勧めで、少し気持ちが軽くなった気がする。#NetGalleyJP2021/05/18
Roko
32
「病は気から」といいますが、気持ちの持ちようというのは体調に大きな影響を与えるのだなと改めて考えさせられました。同じ薬だって「効く」と信じて飲むのと、しょうがないから飲んでいるのでは効き方が違います。病気を嫌なものだと考えるのか、この病気によって気づくことがあったと思うのかは大きな違いです。健康な時には気づかなかった人の優しさや、社会の理不尽さなどに気づけるのだとしたら、病気は決して悪いものではないですね。一病息災という境地に至れたら、人間として一回り大きくなれるのかもしれません。#NetGalleyJP2021/04/22
TomohikoYoshida
30
病気になったときの心理状況が「否認」→「受容」→「感謝」と変わっていくことで、自然と病気が治っていくということが書かれている。世の中には、治らない病気もあるが、病気になり自分が変化していくことで感謝が生まれるとのこと。自分の場合は、「受容」まではこれても、なかなか病気をしたこと自体に感謝するような経験はしていない。なかなか難しいが、「感謝すること自体」が病気を良い方向に持っていってくれる。なので、家族や友人に感謝して生きていくことを心がけたい。2022/07/23
Kurara
26
★3【22.9】#NetGalleyJP2022/01/20