出版社内容情報
経済理論は、経済を語る上でのフレームワークだ!
経済理論には、大きく2つの役割がある。
(1)主にデータ分析によって、現実社会で起こっている現象を「普遍的な法則」として説明すること
(2)さまざまな手段の「根拠」となること である。
なぜ、経済成長が最も重要視されるのか、復興増税が愚の骨頂といわれる理由、大阪都構想の意味、など、現実社会を読み解くうえで、最低限、知っておきたい経済理論を具体例を通してわかりやすく解説。
内容説明
世の中には、ウソや誤解から生まれた論説がはびこっている。虚構まがいの論説を世間に振りまく人も、それを信じ込んでしまう人も、じつのところ陥っているところは同じだ。こういう人たちには、その場その場で主観的、感覚的にモノを考えるクセがある。揺るぎないロジックに従って考えれば単純明快なことを、わざわざ自分の頭の中でこねくり回し、一貫性にも整合性にも乏しい、めちゃくちゃなことを言い出す。なぜ、そうなってしまうのか。要するに、社会を正しく見るための「フレームワーク」が欠けているのだ。そんなフレームワークとして役立つものが、本書で解説する経済理論である。
目次
プロローグ 経済理論を学ぶと、何がいいのか
1章 まず知っておきたい2大理論
2章 経済政策がスッキリわかる2大理論
3章 「公平な社会」は、こうして作られる
4章 シンプルなロジックで「バカ」を一撃で倒す
エピローグ 物事を本質的に理解し、自分の頭で考えるために
著者等紹介
〓橋洋一[タカハシヨウイチ]
1955年東京都生まれ。都立小石川高校(現・都立小石川中等教育学校)を経て、東京大学理学部数学科・経済学部経済学科卒業。博士(政策研究)。1980年に大蔵省(現・財務省)入省。大蔵省理財局資金企画室長、プリンストン大学客員研究員、内閣府参事官(経済財政諮問会議特命室)、内閣参事官(首相官邸)等を歴任。小泉内閣・第一次安倍内閣ではブレーンとして活躍し、「霞が関埋蔵金」の公表や「ふるさと納税」「ねんきん定期便」など数々の政策提案・実現をしてきた。また、戦後の日本で経済の最重要問題ともいえる、バブル崩壊後の「不良債権処理」の陣頭指揮をとり、不良債権償却の「大魔王」のあだ名を頂戴した。2008年退官。現在、嘉悦大学ビジネス創造学部教授、株式会社政策工房代表取締役会長。第17回山本七平賞を受賞した『さらば財務省!官僚すべてを敵にした男の告白』(講談社)など、ベスト・ロングセラー多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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