出版社内容情報
経営者、人事担当者に向けて、中小企業が人事制度で失敗する背景と具体的な理由を示し、制度設計・運用の実際をドラマ形式で紹介。
内容説明
中小企業の人事制度作りを専門とするコンサルタント、浪野高志が手がけた6つの事例。会社で実際に起こったドラマの数々をご紹介します。登場する企業や人物像はフィクションですが、すべての事例は著者が実際に制度導入のお手伝いをした、実在する複数の企業をモデルとしており、どこの中小企業でもあり得る出来事を再現しています。本書では9割の会社が評価制度で失敗する、代表的な理由を5点あげています。この6つの会社ではなぜ、うまくいかなかったのか、そしてどう改善していったのかストーリーを通して、ご説明していきます。
目次
1 猛獣の逆襲 人事評価制度は人を支配する鞭にはならない―企業統治に自信のない経営者が権力維持ツールとして導入し大失敗 地方スーパーマーケット
2 溺れる社長がつかんだ間違った藁 人事評価制度の設計はプロのノウハウ―社外専門家の言いなりで、矛盾のある制度に社内幹部から突き上げをくらい、社長がノイローゼになった事例 自動車メーカー関連の金属部品製造業
3 「人間力」を物差しに社員を育てて会社を伸ばすための制度導入―事業承継に向け制度を導入・見直しした例 創業30年のシステム開発会社
4 続ける覚悟が変えた風土 高邁な理念を掲げた若社長に襲いかかったのは身内―地場の老舗企業が新時代に対応するために導入した例 地方中核都市にある建設工事・解体業
5 人を育て組織を変えたプロ経営者の仕事 人事制度設計とは仕事の無駄の見直し―評価制度を軸に会社の生産性向上と社員のモチベーションアップを狙う、経営再建中の企業例 温泉旅館
6 個人プレーからチームプレーへ 人事評価制度が変えた企業の闘い方―スター販売員頼りから脱却し、組織全体の力で「着物の魅力」を発信するスタイルへ変革 和服販売業
まとめ 自社の理想像を人事評価制度で実現する
著者等紹介
森中謙介[モリナカケンスケ]
株式会社新経営サービス人事戦略研究所シニアコンサルタント。1984年、岡山県生まれ。岡山大学大学院修了後、新経営サービスに入社。中小企業経営者への人事制度構築・改善のコンサルティングを中心に、これまでにかかわった会社は60社にのぼる。「人事評価制度を軸にした“人・組織の成長”」をモットーにしており、制度導入後も経営理念、戦略方針の浸透、あるいは評価者教育の推進など、幅広い支援を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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