出版社内容情報
あなたの長引く咳は、「鼻の炎症」が原因かもしれない――。
咳の症状は、続いている期間で、①3週間未満の急性咳嗽、②3週間以上8週間未満の遷延性咳嗽、③8週間以上の慢性咳嗽の3つに分けられ、そのうちの②と③が、「長引く咳」に分類されます。
いまや私たちは花粉やハウスダストなどのアレルゲンに年中さらされ、多くの人は鼻にトラブルが起こりやすい状態です。しかし、鼻の炎症が慢性化すると自覚症状がないことが多いうえに、鼻は耳鼻科の担当領域と思われがちで、咳の治療においては鼻の治療を積極的に行いません。そして、鼻の炎症を放っておくと、やがて「気管支ぜんそく」「慢性閉塞性肺疾患(COPD)」「誤嚥性肺炎」などの大きな病気にもつながるのです。
著者は、長引く咳で悩む患者に、鼻から肺まで続く“気道を一貫して診る治療”を取り入れ、劇的に症状がよくなった患者を続出させています。本書では、日本全国から毎月2000人近い患者が来院する病院の院長である著者が、「長引く咳」のメカニズムから、「鼻うがい」「大根あめ」といったセルフケアまでお伝えします。
内容説明
全国から毎月2000人以上の患者が殺到!呼吸器の名医が教えるせきを最短で治す確かな方法。今日からできるセルフケアと治療法。
目次
第1章 なぜ、鼻の炎症を治すと「つらい咳」がなくなるのか(その咳、「鼻」が原因かもしれません;なぜ、鼻の炎症が咳を長引かせるのか;つらい咳につながる「鼻の炎症」の正体;鼻は気づかないうちに悪くなっている;鼻の炎症はこうして咳を引き起こす ほか)
第2章 長引く「つらい咳」を治すさまざまな方法(治りづらいのは、「ピントのズレた治療」のせいかも;長引く「つらい咳」は完治する?;「咳ぜんそく」治療の基本となる2つの薬;高い効果がア!「Bスポット療法」;鼻の炎症を治す以外の、さまざまな咳の治療法 ほか)
著者等紹介
杉原徳彦[スギハラナルヒコ]
医療法人社団仁友会仁友クリニック院長。医学博士。専門は呼吸器内科。日本内科学会認定医、日本アレルギー学会専門医、日本スポーツ協会公認スポーツドクター、全日本スキー連盟アンチドーピング委員。1967年8月13日生まれ。杉原家は江戸時代から続く医師の家系で、17代目の医師になるものとして生を受けるが、レールの敷かれた人生に反発し、高校時代は文系を選択。部活のスキーの大会で肩関節を脱臼し手術を受けたことで、医師の仕事のすばらしさに目覚め医師を志す。94年、杏林大学医学部を卒業。2001年、同大学院修了。東京都立府中病院(現・東京都立多摩総合医療センター)呼吸器科勤務を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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