出版社内容情報
初年度観客動員数は226万人、リーグ売上も50億円と急伸。プロバスケットリーグ成長の秘密を、現場の最高責任者が明らかにする。バスケット団体2団体の統合からはじまったBリーグ。不安をよそに初年度観客動員数は226万人、リーグ売上も50億円と、前体制と比較して観客動員数は50%増、リーグ売上は10倍と、他スポーツと比較しても肩を並べるほどになった。2年目の2018年、観客動員数10%増の見込みである。スポーツ産業はもちろん、成長産業が数少ないなかで大健闘。その成長の秘密はなにか、Bリーグビジネス現場の最高責任者が「何を」「どのように」「どう考えた」「どうしたか」について明らかにする。
葦原 一正[アシハラカズマサ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちくわ
23
横浜Denaベイスターズを変革した著者は、たった9か月で分裂状態のプロバスケリーグを1つにまとめ新リーグを立ち上げました。そこには川淵三郎氏の強力なリーダーシップがあり、徹底した「価値」への追及がありました。スマホ戦略は一読の価値ありですよ。(☆3)2019/05/05
こも 旧柏バカ一代
15
全てをスマホで見れるようにする。チケットも買い物もデータも全てスマホで、、、かなり画期的だ。。そして、稼ぐことで未来が開けるのは凄く納得いく。貧すれば鈍する。。2021/04/08
Yutaka Matsuzawa
13
Bリーグの立ち上げ、現在、未来を書いた本。リーグ分裂をまとめた川淵さんの功績と、既得権のない新リーグを創設できたことが大きい。古株が意見を言わないので、代表チーム、リーグ、クラブの権益を統合できたのと、デジタル化をスピーディに進めることができた。私もチケット手配や観戦をスマホで行い便利である。またリアル世界で人と人がつながり、ワクワクするような世界を作りたいとも言っている。確かに試合を一人で観に行くよりカミさんと一緒だったり、隣の席の人と盛り上がったりすると数倍楽しい。仕組みを沢山作ってもらいたい。2018/11/21
Q
11
●本物のリーダーは傾聴力が高く、シンプルに話す。飾らずにいつもオープン ●大きく変革するのに独裁者は必要。但し私利私欲は絶対ダメ ●どこもそうだが本質的な課題を見抜く事が必要 ●データから答えを探さない。まずは信念を大切に ●エンタメは一時間単価8〜900円。単価を上げるには滞在時間を増やす ●値上げではない、バスケの適正なバリュー。と言い続けた ●営業初日に金をくれとの顔をするな ●欧米との違いは放映権 ●人間の究極の問いはすごいね!かありがとう! ▷他のスポーツも参考にすべき。良書2019/07/07
いぬたち
11
2016年から開幕した男子プロバスケットボールリーグの事務局長自らが上梓した一冊。元々2団体あったものをBリーグという新たなリーグに再統合しどのように考え、アイデアをもって収益拡大につなげたかという内容。もちろん優れた人々に恵まれた点も大きいが著者の分析、ロジカル、閃きだけではなく力強いパッションがビシビシと感じられる内容で楽しめた。基本スポーツ観戦はセレッソ大阪しか行かないけどたまには大阪エヴェッサ行くのもアリかもね〜2019/02/16