出版社内容情報
本当に豊かな人生を生きるために必要なことはなにか?良い縁を自ら進んで作って、その縁に従っていくことが幸せの道になる。現代の名僧が説く肩の凝らない「生き方」論。
内容説明
人は迷惑をかけずには生きられない。だから、人に支えられ、人に助けられて、ここまで生きてきたことに感謝する。そのご恩をお返しするために、人の役に立つ方法を探していく。
目次
1章 許しあう感謝しあう(無功徳―迷惑をかけ、迷惑をかけられて「お互い様」;空と縁―「なにもない」が「ある」理由 ほか)
2章 自分と向き合う対話する(自分の愚かさを知れ―欠点や失敗はあなたを不幸にしない;至道無難、唯嫌揀択―「理屈じゃない」ということもある ほか)
3章 人の幸せ自分の幸せ(一隅を照らす―人生に「生きがい」を持つということ;一如の価値観―痛みを分かち合う ほか)
4章 自分自身こそよりどころ(同行二人―仏さまは常に一緒にいらっしゃる;「何も思わぬは仏の稽古なり」―執着心を捨てるには ほか)
5章 生きること死ぬこと(一大事と申すは今日只今の心也―「生きる」と「死ぬ」は常に背中合わせ;浜までは海女も蓑着る時雨かな―無欲だからありがたい ほか)
著者等紹介
河野太通[コウノタイツウ]
元全日本仏教会会長。第33代臨済宗妙心寺派管長。姫路・龍門寺住職。1930年、大分県生まれ。1948年、中津市の松巖寺で出家。花園大学仏教学科卒業後、祥福寺僧堂で修行。山田無文老師に師事。松巖寺住職、祥福寺専門僧堂師家を経て、1994年、花園大学学長に就任。その後、龍門寺住職に就任。2010年、臨済宗妙心寺派管長、全日本仏教会会長に就任。また、1985年、ポルポト政権(カンボジア)の暴政をきっかけに、「アジアの友を支援するRACK」を組織して活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kentaro