出版社内容情報
「求人を出しても応募が来ない」「いい人だと思って内定を出したのに辞退された」「せっかく採用しても、すぐに辞めてしまう」――。そんな採用の悩みを、「中小企業だから仕方がない」「知名度がないから」「給料が高くないから」とあきらめてはいないでしょうか。
しかし、本当にそれだけが理由なのでしょうか。
本書は、1万人以上のキャリア相談に携わり、多くの求職者の「入社を決めた理由」だけでなく、企業にはなかなか届かない「辞退した本当の理由」に耳を傾けてきた著者が、なぜあなたの会社は選ばれないのか、そして、どうすれば「ここで働きたい」と思ってもらえるのかを、求職者の視点から解き明かした一冊です。
求職者は、給与や福利厚生、会社の知名度といった条件だけで転職先を決めているわけではありません。
「ここで自分らしく働けるだろうか」「自分の経験を必要としてもらえるだろうか」「この会社で成長できるだろうか」「どんな毎日を送ることになるのだろうか」。会社そのものだけではなく、“そこで働く未来の自分”を見ています。
だからこそ、採用で大切なのは会社をよく見せることでも、誰からでも選ばれる会社になることでもありません。自社ならではの魅力を見つけ、それを必要としてくれる人にきちんと伝え、お互いを理解したうえで「選び合う」こと。本書では、会社の魅力の掘り起こし方から、求める人物像の考え方、求人での伝え方、面接や選考中の対応、内定辞退を防ぐポイント、さらに入社後の定着まで、採用を一連の流れとして具体的に紹介します。
特に中小企業にとって、たった一人の採用が会社を大きく変えることがあります。新しい知識や経験が加わり、社員が成長し、新しい仕事や事業への道が開けることもあります。だから必要なのは、100人から応募される会社を目指すことではありません。あなたの会社を必要とし、あなたの会社も必要としている「一人」と出会うこと。
採用がうまくいかず、「もう何をすればいいかわからない」と感じている経営者や採用担当者にこそ読んでほしい一冊です。読み終えたとき、「人が来ない会社」から抜け出すために、まず何を見直せばいいのかが見えてくるはずです。
【目次】
はじめに――たくさんの人から、選ばれなくていい
第1章 これからの会社は、「採用」で決まる――人手不足を、経営の前提として考える
第2章 あなたの会社は、なぜ選ばれないのか――「仕方がない」の先にできることを知る
第3章 求職者は、会社のどこを見ているのか――会社ではなく、「そこで働く自分」を見ている
第4章「ここで働きたい」と思ってもらうために、できること――採用力は、4つの流れと3つの輪で決まる
第5章 まさかの辞退は、なぜ起きるのか――突然の辞退は、突然始まるわけではない
第6章 入社した日から、本当の採用が始まる――迎えた人を、がっかりさせないために
第7章「入ってよかった」が、会社を強くする――採用のゴールは、「採ること」ではない
おわりに――必要な一人との出会いが、会社を変える



