内容説明
飽食の時代にあって、かつて憧憬していたはずの豊かな生活を手にしても、どこか逡巡顔の現代人。暮らしの中に情趣を保つ「合理」と「情理」の織りなされた生き方を心がければ、きっと真の豊かな生活が見えてくる。本書は、そのヒントとなる滋味豊富な「昭和記憶遺産」が散りばめられた一大沃野の相を呈する。
目次
1 昭和中期(哀しき玩具;ギンシャリ;一升瓶の米搗き ほか)
2 昭和後期(円覚寺座禅研修;常陸坊海尊;千葉の行商のオバサン ほか)
3 平成全期(備前焼;インディアン・パシフィック鉄道;“成田離婚”の理由 ほか)
著者等紹介
山口範雄[ヤマグチノリオ]
1943年東京都出身。1967年東京大学社会学科卒業、同年味の素株式会社入社。2005年から15年、同社社長、会長。日本経済団体連合会、日本能率協会、日本観光振興協会、発明協会、民間外交推進協会、和食文化国民会議などに携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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