内容説明
美濃国郡上の領主にして歌人武将としても聞こえた東常縁。騒乱のさなか滅亡した千葉一族宗家の再興を将軍足利義政より下命された常縁は、人間青山の覚悟で東下する。しかし世は応仁の乱世。情勢はままならないばかりか、常縁不在の郡上篠脇城が斎藤妙椿によって奪われる。失意の中で詠んだ望郷の歌。それを受けた妙椿は―。
著者等紹介
吉村久夫[ヨシムラヒサオ]
1935年、佐賀県生まれ。1958年、早大一文卒、日本経済新聞社入社。ニューヨーク特派員、日経ビジネス編集長などを経て1998年、日経BP社社長。現在、日本経済新聞社、日経BP社各参与(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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