出版社内容情報
小さな村の教会で小間使い兼日雇いシスターとして働いている村娘のセイラン。
ある日、失踪した父が仕向けた借金取りから突然押し掛けられる。
家族を守るため、途方に暮れたセイランは紹介された話に飛びついたが、それは顔を隠しながら『聖女様の替え玉』として巡礼を務めるというお仕事。
聖女様は色々やらかすとんでもないお人だったようで、行く先々人々の怒りはセイランに向き、大波乱の連続……。
一緒に同行してくれる、腹黒司祭様、双子の天才魔術師、騎士団長さんも、一癖どころか二癖、三癖もあり…!?
美味しい話にはもちろん裏がある!? 身代わり少女による異世界ファンタジー!
内容説明
小さな村の教会で小間使い兼日雇いシスターとして働いている村娘のセイラン。ある日、失踪した父が仕向けた借金取りから突然押し掛けられる。家族を守るため、途方に暮れたセイランは紹介された話に飛びついたが、それは顔を隠しながら『聖女様の替え玉』として巡礼を務めるというお仕事。聖女様は色々やらかすとんでもないお人だったようで、行く先々人々の怒りはセイランに向き、大波乱の連続…。一緒に同行してくれる、腹黒司祭様、双子の天才魔術師、騎士団長さんも、一癖どころか二癖、三癖もあり…!?美味しい話にはもちろん裏がある!?身代わり少女による異世界ファンタジー!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
史
4
こういうのでいいんだよこういうので。田舎娘がてんやわんやで代役に。そんでもって実は実はという。明るさと楽しさ、最後の大団円とは別に、きちんと主人公の人生から目を背けてないのが良いですね。だからこそああこの主人公が報われてよかったなあとより思えるわけです。惜しむらくは構成の都合上視点変更が複数になってしまうことと、女性の従者がいなかったことですが、まあたいしたことではありません。流行りの王道をより楽しくより丁寧に描いた作品。好きですねえ。2023/09/04
bulbul
4
ニセモノも本物も聖女、ぶっ飛んでるな! 父の借金のカタに妹が売られるのを阻止するためにニセモノ聖女におさまったセイラン。大ざっぱで前向きで惚けた魅力があって好ましい。本物聖女が悪辣なのにも驚いた。対決は駆け足で、続くのかと思ったくらいザックリ終結したけどスッキリ楽しめた。セイランの存在だな。2023/06/15
菊地
1
話の筋の部分はそこまで目新しいものじゃなかったけど、コメディに振ったこと、1巻でまとめるスピード感で描いたことで細かい瑕疵が気にならずに読めた感じ。2024/05/05
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- 和書
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