出版社内容情報
佐賀県伊万里に生まれ、日本人になじみがなかった西洋菓子の製造・普及に大きく貢献した森永太一郎。その困難に満ちた生涯を振り返り、起業への思いと、故郷・伊万里への知られざる地域貢献の軌跡を辿る。
【目次】
まえがき
Ⅰ 伊万里における生誕と磁器販売
1 生誕と人物形成及び磁器販売
2 横浜における磁器販売
Ⅱ 渡米と菓子製造技術の習得
1 渡米と磁器販売
2 再渡米と菓子製造技術の習得
Ⅲ 森永製菓の起業
1 帰国と森永製菓の起業
2 松崎半三郎の入店と株式会社化
3 事業展開とアジア観
Ⅳ 伊万里への地域貢献と晩年
1 『家畜奨励論』と伊万里での工場設立
2 晩年と最期
森永太一郎略年譜
参考文献等
人名索引
内容説明
佐賀地域における歴史的文化的特色というと、その一つとして、江戸時代初めの一六一〇年代に遡る有田における日本初の磁器生産と、伊万里を積み出し港とした磁器販売があげられる。そこで本書では、森永が生誕地である伊万里における磁器販売の経験を通じて、人物形成をなすとともに、経営感覚も身につけたことについて検討していく。さらに、アメリカでの磁器販売を目的として、横浜からサンフランシスコに渡ったことで、森永製菓の創業につながる洋菓子製造技術を習得するとともに、経営方法の一端を学んだことについても見ていく。また、ここでは、森永がアメリカでキリスト教に入信したことの、彼自身や彼の経営への影響についても注目していく。(中略)さらに、地域史研究の観点から、特に伊万里における乳牛関係の畜産業育成と、練乳工場の建設を中心に取り上げる。(本書「森永太一郎と伊万里―本書の視点」より)
目次
1 伊万里における生誕と磁器販売(生誕と人物形成及び磁器販売;横浜における磁器販売)
2 渡米と洋菓子製造技術の習得(渡米と磁器販売;再渡米と洋菓子製造技術の習得)
3 森永製菓の起業(帰国と森永製菓の起業;松崎半三郎の入店と株式会社化;株式会社化後の経営;海外視察と事業展開)
4 伊万里への地域貢献と晩年(家畜奨励論と伊万里での工場設立;晩年と最期)
著者等紹介
山本長次[ヤマモトチョウジ]
1962年 神奈川県横浜市生まれ。1994年より佐賀大学経済学部講師、助教授・准教授を経て、2014年より教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。



