内容説明
北部九州から瀬戸内に集中して残る謎に包まれた大規模な構造物。それらは何のために造られたのか?1300年以上前の白村江の敗戦を機に築かれた古代山城。記録にも残らず、築造者も時期もわからない神籠石。文献と考古学の成果および現地踏査により、その実体に迫る。
目次
1 古代山城概説(平城と山城;古代山城に至る歴史;古代山城の築造;学界における神籠石論争;神籠石の築造時期の問題;その後の古代山城;古代山城の課題;今後の古代山城)
2 各古代山城の概要(各古代山城概観;大野城跡;基肄城跡;金田城跡;雷山神籠石;阿志岐城跡;帯隈山神籠石;おつぼ山神籠石;高良山神籠石;女山神籠石;鞠智城跡;杷木神籠石;鹿毛馬神籠石;御所ヶ谷神籠石;唐原山城跡;長門城跡;石城山神籠石;永納山城跡;常城城跡;茨城城跡;鬼城山(鬼ノ城)
大廻小廻山城跡
播磨城山城跡
讃岐城山城跡
屋嶋城跡
高安城跡
三野城跡
稲積城跡
怡土城跡
主な参考文献
おわりに
著者等紹介
江藤一郎[エトウイチロウ]
1953年福岡県行橋市生まれ。1976年、京都大学法学部卒業後、東陶機器株式会社(現・TOTO株式会社)に入社。滋賀工場長を最後に退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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