内容説明
太宰府中学校2年の東雲日夏は国語で学んだ『万葉集』2番の歌に、いるはずのないカモメが詠まれていることに疑問を持つ。従来の説に納得できなかった日夏は、かつて共に「魏志倭人伝」の謎に挑んだ阿比留翔、菊池智彦の3人で「日本古代史研究会」を結成。枕詞や漢字の成り立ち、発掘資料などを参考に『日本書紀』の記述をたどり、この国のはじまりに迫る。中学生3人の対話形式で綴る日本古代史。
目次
序章 万葉集の謎
第1章 訴える万葉集
第2章 倭国濫觴
第3章 大分奠都
第4章 大和王朝
第5章 熊野帝国幻影
第6章 蘇我氏の王朝
第7章 皇位転変
終章 日本書紀その後
著者等紹介
田原明紀[タハラアキノリ]
1953年大分市に生まれる。大分大学経済学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。