内容説明
「令和」の出典とされる「梅花の歌」序の解説、当時の時代背景や東アジアとの関わり、なぜ「梅花」なのか、中国文学と大宰府の歴史と共に繙いてゆく。中西万葉学の学徒がやさしく語る元号「令和」論。
目次
「梅花の歌」の序文
「天平」への改元
東アジアを視野にして―憶良の場合
東アジアを視野にして―旅人の場合
天平二年の「梅花の歌」宴の意味
「梅花の歌」序文と「蘭亭序」
なぜ梅花をうたうのだろうか
中国文学に梅詩あり
大宰府という辺塞の文学
「梅花の歌」の序文が語りかけるのは
「促膝」とは何か
著者等紹介
東茂美[ヒガシシゲミ]
1953年(昭28)、佐賀県伊万里生れ。成城大学大学院博士課程修了。博士(文学)。現在、福岡女学院大学人文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。