出版社内容情報
邪馬台国は九州・八女にあった。
これまでの邪馬台国論に多く見られるような、『魏志倭人伝』の細かい記述に固執したり、遺跡・遺物に必要以上に意味をもたせたりすることなく、従来軽視されてきた記紀をはじめ、神社の祭神や神事、民間伝承の検証を通し、古代日本の精神文化という視点から古代国家の起源を解き明かす全く新しい邪馬台国論。
第1章 安曇の原郷を訪ねて
第2章 倭とはなにか
第3章 阿曇王権神話の成立
第4章 倭国の大乱
第5章 筑紫君と邪馬台国
第6章 「大乱」以後の倭国
第7章 ミヌマからミナカタへ
第8章 伊都国の成立と展開
第9章 磐井の「反乱」の宗教史的意義
第10章 「女猟師」伝承と日神祭祀
第11章 南、邪馬台国へ
宮島 正人[ミヤジマ マサト]
著・文・その他
内容説明
山ほめ祭にこめられた意味とは?国内で唯一無二の女猟師伝説とは?従来軽視されてきた記紀、神社の祭神や神事、民間伝承の検証を通して古代日本の精神文化という視点から真実に迫る全く新しい邪馬台国論。
目次
阿曇の原郷を訪ねて 奴国論1
倭とは何か 倭国論1
阿曇王権神話の成立 奴国論2
倭国の大乱 倭国論2
筑紫君と邪馬台国 邪馬台国論1
「大乱」以後の倭国 倭国論3
ミヌマからミナカタへ 倭国論4
伊都国の成立と展開 伊都国論
磐井の「反乱」の宗教史的意義 邪馬台国論2
「女猟師」伝承と日神祭祀 邪馬台国論3〔ほか〕
著者等紹介
宮島正人[ミヤジママサト]
昭和32年(1957)、北九州市生まれ。北九州市立大学文学部国文学科卒。大学在学中に、筑紫君磐井の乱を題材にした小説「叛乱」が第3回歴史文学賞候補作となる。平成6年(1994)、第6回荒神谷遺跡の謎懸賞論文第1席(「外来信仰と荒神谷遺跡」)。平成7年、第21回郷土史研究賞特別優秀賞(「妖怪形成論 キチキチ伝承の成立と展開」)。記紀神話・古代史研究の傍ら、怪談実話の蒐集にも努め、平成21年、第1回「幽」怪談実話コンテスト優秀賞受賞(「真夜中のギター」)を機に、岡野皆人(おかの・かいと)の筆名で『第1回怪談実話コンテスト傑作選「黒四」』『怪談実話NEXT』(いずれもメディアファクトリー、共著)等の著作がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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