出版社内容情報
江戸川乱歩が描いた幻想と猟奇の世界に、奇想漫画家・駕籠真太郎がシュールさとダークな笑いを加えて異常かつ倒錯的なミステリーを再構築(リミックス)! 乱歩の小ネタが至るところに散りばめられていて、乱歩ファンも納得の内容!?
■あらすじ■
巧妙な技で盗難を繰り返す怪人二十面相には一人娘・マユミがいた。しかし怪人二十面相であるその父は二十重人格障害を発症してしまい、ついには失踪。5年も行方をくらまし、痺れを切らしたマユミは、父親を捜す旅に出かけたのであったーー
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Ex libris 毒餃子
8
江戸川乱歩✖️駕籠真太郎。いつもよりもマイルドになっていて読みやすいが、奇想はバリバリ。人間花火は良かった。僕も観てみたい映画です。2023/08/05
かやま
6
乱歩作品を下敷きに、二十面相である父を探す娘を描いたマンガ。そもそも駕籠さんが乱歩の影響を受けていたという事だったのか、大変違和感が無い、あまりにもいつも通りな感じ。もう終わりそうな感じだけどまだ1巻。終わり方はかっこよかったけど。2023/08/12
氷沼
2
乱歩の奇想を元に奇想な漫画に仕立てられている。 「小説」ではないが、便宜上この本棚へ。2023/08/02
たけのこ
1
駕籠真太郎先生の新しい作品ですね。比較的エロくもグロくもなかった珍しい短編じゃないでしょうか(笑 乱歩の小説をモチーフにしながら発想でひっぱる感じで、主人公は共通しており、ゆるやかにつながるお父さんを探す旅の物語です。どれも人を食った感じ素敵です。2023/12/21