内容説明
暗黒の神話大系、クトゥルー神話の背景要素を解体する!137項目の邪神・怪物・禁書解説+年代記+年表。
目次
第1章 暗黒の神話大系
第2章 “大いなる古きものども”
第3章 異形の種族
第4章 幻夢境の生物
第5章 “旧き神々”
第6章 神話典籍とアーティファクト
著者等紹介
森瀬繚[モリセリョウ]
ライター、翻訳家。TVアニメやゲームのシナリオ/小説の執筆の他、各種媒体の作品で神話・歴史考証に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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flatscan
3
案外読むのに時間がかかった。情報量多い。これ読むとクトゥルー神話が「ラヴクラフトとその仲間たちとの交流の中で創られた」「それをまとめ上げてメジャーに押し上げたのは良くも悪くもTRPG」ということが良く分かる(昔言われていた「ラヴクラフト作品こそが正統で、ダーレス他が余計なことした」説は間違いってことで)言葉のチョイスとかこの著者なりの特徴はあるものの概ね納得のいく内容(「本人に訊いたらそう言ってたから」って理由は根拠としては強力)巻末の年表は虚実ないまぜで面白い。全元ネタが分かる人は凄い。自分は分からんw2023/03/10
茨木あき
1
クトゥルー神話についてよく知らないので試しに読んでみた。設定は面白いけど、やっぱり神話というのは、実際に人の歴史や文化と密接に絡み合ったものでないと神話と呼ばないと思うので、フィクションの域を出ないと思った。ただ、この本を読んで、ネクロノミコンが実在の本ではないと初めて知ったので、「え、あれもあれもフィクション!?」という新たな驚きがあってそれは面白かった。2023/11/06
johnlenon64
0
備忘のため記す。 2024年現在、今一番日本でメジャーなTRPGといえば、『CoC(クトゥルフ神話TRPG)』だと思うが、その原作はクトゥルー神話と呼ばれるシェアワールドノベルだ。原作知識を深めようと思って手に取ったが、思いの外発見があったのでレビューに挙げておく。 詳しくは下記のアドレスで col20241103クトゥルー神話解体新書 https://kokutoarchives.cocolog-nifty.com/blog/2024/11/post-3e8939.html2024/11/23