コア新書
少年ジャンプが1000円になる日―出版不況とWeb漫画の台頭

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  • サイズ 新書判/ページ数 131p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784866531212
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0276

内容説明

この新書は「出版不況」と「Web漫画の台頭」をテーマにした一冊です。出版不況と呼ばれて久しいですが、その一方で売り上げを伸ばしているのがWeb漫画。紙の漫画とはまったく違う形で利益を生み出しているのです。本書はWeb漫画のヒットの秘密を明かすとともに、出版不況の内実も暴露。紙とWebの狭間に揺れる出版業界を、キーマンへの取材によって解き明かします。

目次

第1章 漫画が売れない時代
第2章 Web漫画の誕生と“拡散”という力
第3章 『キン肉マン』Webに参戦
第4章 ワンパンマン革命
第5章 漫画アプリは漫画の枠を変える
第6章 Web時代の「プロ漫画家」に必要なもの
第7章 1000円の少年ジャンプはいつか出るのか

著者等紹介

大坪ケムタ[オオツボケムタ]
1972年佐賀県生まれ。大学卒業後、98年にフリーライターに転向。芸能・アダルト・プロレスなどの原稿を中心に、記名無記名を問わず活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

緋莢

30
新書らしい「インパクト重視」のタイトル。ただ、同じ新書の武田徹『なぜアマゾンは1円で本が売れるのか ネット時代のメディア戦争』(新潮新書)に比べれば、タイトルと内容の不一致感はないです。マンガの売上は落ちているそうですが、それは「紙媒体」のみで考えるとという事で、電子書籍をあわせるとその市場は最大になるそうです。それら電子書籍に加えて、『ワンパンマン』、『キン肉マン』などのWeb漫画、漫画アプリについて書かれています(続く 2018/05/02

nobu23

6
紙漫画の置かれている現状とWeb漫画の勃興に関して、サービスやヒット作品の点から書かれていて面白い。Webマンガアプリなどは利用した事が無いが使ってみたくなった。2019/12/05

てながあしなが

6
初のコア新書。大きい書店にも売っていなくて困ったが、何とか入手。よくまとまっていたと思う。読んで思ったのは、WEBマンガと紙のマンガを同列に見ないほうがよさそうだということ。この二者は、読まれる場所も好まれる題材も全然違う。それぞれ別にいいものを作っていく必要があるのではないかと思った。2018/06/08

ゆうむ

4
漫画の世界も、音楽の世界とかと同じようなことが起きてるんだなー。出てくる固有名詞がほとんど分かんなかったりしたのだけど、面白かった2018/08/16

韓信

3
現代日本における出版不況と、そこで売上を伸ばすWEBマンガの発展史を、数値的なデータと関係者インタビューで素描する出版文化ルポ。マンガアプリは移動中や寝る前のわずかな時間に読まれることが多く、紙の本の敵ではなく、むしろマンガへの関心を高めているというかなり肯定的な見解は新鮮だった。どちらかといえばSNSやソシャゲとパイ争いをしているわけか。著者はプロアマ並び立つ戦国時代として現状を肯定的に捉えているが、電書の売上については既刊がセールでよく売れているだけで、必ずしも新刊が売れているわけではない点は要注意だ2018/07/31

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