出版社内容情報
遠藤英俊[エンドウヒデトシ]
監修
川畑 智[カワバタサトシ]
著・文・その他
浅田アーサー[アサダアーサー]
イラスト
内容説明
コロナ禍で大きく変わった「認知症ケアの新常識」が学べる最新刊!マスクをつけてくれない。入浴を嫌がる。ゴミをため込む。「生きていたくない」という。自分の子供に気づかない…。など、困った言動の理由と最善の対策がわかる!認知症の人への誤解を解く本 待望の第2弾。認知症の人は「迷惑をかけたくない」「役に立ちたい」一心で問題行動に至るのです。
目次
第1章 認知症の不可解な「あるある」の裏にある心理を探ってみよう
第2章 コロナ禍の経験から学ぶ!コロナ禍の「認知症の困った」実例集
第3章 認知症の人が見ている世界をひも解けばうまくいく!介護の成功ケース10
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
馨
64
1よりも内容がエグいなぁと思いました。認知症の人たちも一所懸命わかろうとしていること、人の役に立ちたいと考えていること、認知のズレを何とか周りに迷惑にならないように努力しようとしている。なのに震災や感染症、先の大戦の記憶等本人たちにとって凄く生きづらい社会が多いんだということがとてもよくわかりました。不測の事態の時は、健常者でさえ生きづらいのに、にこのような方々も安心出来る環境を作るのって難しいですよね。2024/11/10
読特
60
マスク、外出抑制、パーティション越しの家族との面会。生活習慣の変容で認知症が進行した方も多かったろう。コロナはそのものの罹患を超え、禍だった。…新しいことが覚えられず、過去の時代に遡る。認知症に限らず年を取れば多かれ少なかれそういうことになるのだろう。ぬいぐるみを亡くなったペットと思い込む佐々木さん。愛犬との楽しい日々に戻っている間は幸せになれる。夫に盗まれぬよう風呂に財布を持ち込む民子さん。つらい体験のフラッシュバックがいつまでも苦しめる。…昔を生きることになる将来。今を充実させることの大切さを知る。2023/05/26
わんつーろっく
33
今はまだ、身近で認知症の方と接してはいないが、知っているのと知らないでは、お互いの気持ちのもち様が全く違ってくるだろう。漫画と専門家の説明で分かりやすく、他のシリーズも読んでみようと思う。それにしてもコロナ禍で認知症の人の世界がいかに苦しかったか。遠方の施設に入所した母に会いに行く時、私がいつもニコニコで接することができるのは、介護職の方のおかげだ。2024/06/05
bfish
13
最初の本でも感じたが、現場レベルで寄り添う気持ちが滲んでくる優しい本。日々介護に追われている身としてはきれいごとでは済まないことも多いが、このシリーズでちょっと救われる気がする。認知症共生社会できたら良いな。2023/08/09
えがお
12
前編を読んでこちらも読んでみたけど、すごくおすすめ!認知症に関わる人を介護する人=プロの人にも物凄くオススメ。なぜ便を食べるとかしちゃうの?とか徘徊する理由などすごくわかりやすく書かれている。介護ストレス減らすと思う2023/05/07
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