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出版社内容情報
余命宣告を受けた学生が、
”命をかけて”受けたいと願った伝説の授業の完全翻訳版!
--人は必ず死ぬ。だからこそ、どう生きるべきか
※本書の第1講、第8講~第15講、「死についての最終講義」は、
『「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義〔日本縮約版〕』と同内容です。
第2講~第7講の追加に伴い、原書に従う形で一部を再編集しております。
内容説明
世界最高峰イェール大学の伝説の講義、待望の全訳完全版!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のっち♬
117
道徳・哲学・倫理の専門家である著者により、死の本質や心理学的・社会学的な疑問などが講義形式で語られる。読者に哲学的知識がある前提に立っておらず、宗教的権威にも訴えない点で敷居の高くない内容になっている。反復の多い冗長な言い回しも散見されるが表現はなるべく平易なものを心がけている。読者をというより本人が納得するような思索に付き合わされている感覚に近いが、本書の目的はその姿勢を見せることにより読者を「死と向き合い、死について考えるよう促す」ことにある。それは同時に生について考えることにも繋がってくるのである。2021/03/07
清游@草ぶえの丘で森林浴♨︎
42
なぜ死というものが存在するのか?死というと、ジョーブラックをよろしくの死を宣告する冷静冷酷なブラピを思い起こしてしまうのですが(本書と全然関係ないのですがw)、その恐怖とは、未来に待っているであろう事象に執着する事から生まれるものではないか? 人の世界は全てバランスで保たれている。2020/02/21
inami
39
★4(★4つの著書は久々) まずはタイトルに惹かれる(笑)、ずばり「死とは何か」。本書の内容はイェール大学で人気の哲学教授の講義内容。「死」という文字は決して快いものではなく、どちらかと言えば考えたくないテーマである。しかし、人はいつか必ず死にます。・・哲学の講義内容といっても難解な部分はほとんどなく読み易かったものの、読了するのにとても長い時間を費やしました。しかし、それだけの価値は十分あり、そして本書の様々な問いは自分の価値観や信じていることを検証するのにも役に立ちました。2024/12/22
キョートマン
34
死というものが何なのかについて哲学的に深く考えさせられた。哲学といっても専門用語は使っていないので誰でも理解できるようになっている。しかし内容は難しいので読み切るのに時間もかかったし、頭も疲れた。読み切った達成感は大きい。2020/05/20
サアベドラ
31
死について哲学的ないし論理的に考察するイェール大学の講義の書籍版。「死後の世界はあるか」「魂は存在するか」「不死は幸せか」「自殺は悪か」など死にまつわる様々なテーマを扱う。昨今の脳科学などの知見を援用することなく、あくまで理詰めで議論を展開していくため、かなり回りくどく感じる。また、延々と色々な意見を検証した挙げ句、結局は穏当なというか常識的な方向に話が収束していくので読後は達成感よりも疲労感のほうが大きかった。まあ、著者が最後に書いているとおり、死について考えを巡らすきっかけにはなったのでよしとする。2019/12/02