出版社内容情報
「正解のない世界」を生き抜くための必読書!『超訳 ニーチェの言葉』の白取春彦氏・推薦!
「とても親切でわかりやすい。軽そうに見えて、
しっかり哲学のツボを押さえている」
◎新しいiPhoneは人を幸せにする?
◎「自分」って何?
◎人間に「完全な社会」は作れる?
◎医師の診断or人工知能(AI)の診断、どっちを信じる?
◎「私が言うことはすべて嘘だ」――この矛盾、解消できる?
考える力が身につく1日15分間の哲学レッスン
アン・ルーニー[アン ルーニー]
著・文・その他
田口未和[タグチミワ]
翻訳
白取春彦[シラトリハルヒコ]
解説
内容説明
考える力が身につく1日15分間の哲学レッスン。◎「自分」って何? ◎医師の診断or人工知能(AI)の診断、どっちを信じる?…ほか多数
目次
第1部 考えること THOUGHT(「どう考えるべきか」を知る;「森の中で倒れた木」は存在するか;あなたは何を知っていますか;世界は分類でできている;コーヒーにするか、紅茶にするか ほか)
第2部 行動すること DEED(「何をするべきか」を決める;「魔女」を火あぶりにすべきか;そんなつもりじゃなかった;「戦争」と「恋愛」ではすべてが許される;人間に「完全な社会」はつくれるか;「平等はむずかしい」 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ベイマックス
54
(図書館本) 哲学本だから、難しいなと思う箇所もあったけど、27章に分かれていて、1章が短くまとめられていて読みやすかった。 ◎正解のないことに、自分なりの答えを持っておくことの大切さ。自己中になることがないように、様々な考え方を参考にすることはいいことだと思う。それによって、自分の考え方がかわってもいいいしね。 ◎もったいないと思うのは、考えて自分の答えを持たないこと。 ◎嫌なのは、自分の意見を押し付けてくる奴。2020/02/21
Kentaro
42
人間が自分たちの便宜のために分類しているとすると、その分類によって望ましくない事態が起こる場合、私たちは分類自体を変える。一五〇〇年ほど前に仏教が日本に伝えられたとき、四つ足の動物を食べることを禁じる習慣ももち込まれた。特定の四つ足の動物を好んで食べていた日本人は頭を働かせ、とくに好んだ二つの動物の分類先を変えることで問題を回避した。こうしてイノシシは「山クジラ」となり、野ウサギは鳥の一種になった。イノシシはクジラのような味がするとされていたし、野ウサギの耳は翼に見えなくもない。こうした考えも哲学になる。2019/12/16
kazi
40
身近に起ることを話題に語る一般読者向けの哲学入門書です。帯に書かれた「新しいiPhoneを買うことは人を幸せにする?」という文言に惹かれて読んでみました。まさにそういうことについて考えるヒントが欲しいのよ、私は。幸福について語るアリストテレスならそれは真の意味での幸せとは言えないと断言しそうだ。トマス・アクィナスの「現世には不完全な幸福しか存在しない」って上手く言い表した言葉だね。常日頃から潜在的に感じていたことにうまい言葉を当てはめてくれた感じだ。2022/04/16
たばかる
21
いかにも教養本臭いタイトルだけれど、内容は哲学の入門書という方向に近い。誰のどういう考えかをしっかり示しつつ問いに対する考えを並べる。2020/04/14
Ayumi Katayama
19
こういう本であれば「ふんふん」と読めるのに、本家を読もうとすると途端に眠くなるのは何故?2019/12/22
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- 和書
- 知られざる下野の中世