内容説明
巷で言われる「脳科学」は「エセ」ばかり！？テレビで活躍する「脳科学者」は「自称」ばかり！？テレビ出演多数！臨床脳研究の第一人者が贈る、仕事に、日常生活に役立つ「ビジネス×脳科学」の決定版！！
目次
１ まず実践してみてほしい脳科学が本当にすすめる１０の生活習慣
２ その悪いイメージは、実は濡れ衣！？脳科学的には案外悪くない５つの“悪”習慣
３ 脳の強化には本当は役に立たない８の脳科学
４ 悪影響はイメージ通り！やっぱりやめたい４つの残念習慣
５ 都市伝説を科学する―男と女の脳科学・エセ科学５
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
徒花
184
うーん、イマイチ。著者としては巷にあふれる脳化学系のライフハック本とは一線を画すような、もっとエビデンスに基づいて本当に正しいことだけを主張した本にしようとしたんだけど、「正しさ」をシビアに追求しようとした結果、実用書としての説得力・おもしろさを失ってしまった本のように感じられる。言い方は慮ってはいるが、結局ライフハックにケチをつけるだけで、「じゃあどうしたらいいんだ」というところに明快な答えを主張できないから、誰が何のために読みたいと思うのかよくわからない本に仕上がってしまった感じ。2018/10/24
レモン
32
巷でよく聞くエセ科学について脳科学研究者が解説する本。認知症予防の話で、指を細かく動かすことに予防効果はないというのは頷けるが、ピアノのように右手と左手で違う動きをしながらいろんなことを考える楽器演奏は認知症予防になると勝手に信じている。「DHAは頭が良くなる」は一昔前の常識という印象。「３歳までの教育で能力が決まる」はまったく信じていない。男女差を扱った章が１番新しい発見が多かった。2020/10/17
蓮華
17
脳にいいとされている諸説を神経内科医の著者が真偽を解説していく本。 〇〇を食べると良いや、朝食を抜くのは良くないというのはその人の習慣や摂取しているものによって変わってくるから一概に言えないと。 一部分を強調して良いとするからそれだけしてればいいと思ってしまいがち。 何事もいい面ばかりにとらわれないようにしようと思う。2019/03/02
Nwshina
5
三十分ほどで読了。メディア等に取り上げられる学説について述べた本。正直、タイトル通りの内容を望むなら読まない方が良いという意見。まだ解明されてない、効果があるかもしれないの表現が多い。僕は気にならないけども表題と内容にズレがある。気にしないなら満足できる本。サクサク読めるし一問一答形式で、気になる所だけ読むというのもありなのだ。『つまり、個人的な感情論ではなく、客観的な議論が必須なのです』…正論、実際その通りです。討論とかだと重要。不満も多いかもしれない本だけど、偏見の解消にはなるはず。視野を広げる一冊。2022/02/23
ＭＯＴＯ
5
割と巷に溢れている脳の為にしたほうが良い事、悪い事を生理学研究所教授の著者が、著者なりの見解を述べた本。 良い行為としては、良く噛む、瞑想する、芸術に親しむとか。悪い行為は睡眠不足、孤独、ひがみっぽい性格を改善する、悪い油をとらない、とか。あとは眉唾ものの情報と、本当に実践した方が良い行為を紹介。2020/05/11
