ある精神医学者の一生―長崎大学医学部精神科初代教授石田昇 その生涯と業績

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  • サイズ A5判/ページ数 198p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784866500041
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0023

内容説明

黎明期の精神医学にかかわり、32歳の若さで長崎医専(長崎大学医学部の前身)の初代精神科教授となった石田昇。先見性を持った医学者だった彼は、次第に精神を崩壊させ、ついには他国で発砲殺人事件を起こす。“後輩”にあたる元長崎大精神神経学教授が、万感の思いで彼の生涯と業績を追った研究の書。

目次

第1部 石田教授とその家族、および彼を取り巻く医師たち(石田家一族とは;幼児期と熊本五高時代 ほか)
第2部 米国留学とそれから(米国留学にあたって、そしてボルチモアに向けて;到着したボルチモアの模様 ほか)
第3部 米国留学からの帰国とその後(ボルチモアでの発砲事件;メリーランドから帰国に向けて ほか)
第4部 あとがき(長崎大学医学部創立百六十周年及び同学部精神神経科学教室開講百十周年を記念して)

著者等紹介

中根允文[ナカネヨシブミ]
長崎大学名誉教授。1938年生まれ、長崎大学医学部卒。医学博士。1984年に同大学医学部精神神経科学教授(第6代)に就任、精神医学の教育・研究に努め、2003年に退官。長崎国際大学大学院教授を務めた後、医療法人五省会出島診療所所長として地域精神医療に関わっている。長崎原子爆弾被爆者対策協議会理事長、長崎県精神保健福祉審議会長、社会福祉法人長崎いのちの電話理事長、日本うつ病センター理事長、世界保健機関(WHO)共同研究センター長、世界精神医学会役員、国際疫学精神医学協会理事などを歴任。2017年秋、瑞宝中綬章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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