内容説明
人間椅子から『けいおん!』『ぼっち・ざ・ろっく!』まで。雑誌『宝島』の変遷、ナゴムレコード、バンドと演劇の蜜月、韓国のバンドブームまで、イカ天やその前後のバンド事情を網羅!
目次
1章 イカ天とは何だったのか?(深夜放送の時代;玉石混交の面白さ ほか)
2章 個性的すぎるバンドが大量発生!(たま論―バンドブーム期にたまたま登場した「たま」という“突然変異バンド”;リトル・クリーチャーズ論―バンドブームと渋谷系 ほか)
3章 イカ天とホコ天に象徴される空前のバンドブーム(ビートロックとはなんだったのか―バンドブームの音;バンドブームという日本的な現象 ほか)
4章 バンドコンテストの変遷(バンドコンテストの系譜;バンドの物語性 ほか)
5章 持続可能なバンド論―『けいおん!』『ぼっち・ざ・ろっく!』(バンドのコスパの悪さ;『バンド論』が投げかけるもの ほか)
著者等紹介
土佐有明[トサアリアケ]
ライター。千葉県生まれ。明治大学文学部卒。20代半ばで執筆活動を開始(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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山田太郎
16
たまの一週前の放送から全国というかこっちでも放送が始まったのではないかと、確か。夜遅かったんでビデオ録画してたけど、消さないで残しとけば良かったな。再放送やってくれないかな。けいおんとか興味がないので、後半になるほどざっと読んだ。審査員総取っ替えして面白くなくなったというかパンタとか斎藤ノブとか偉そうで音楽自体聞く気無くなったし。田中一郎はいい人だった。審査員の問題もあったけど、バンド数限られてるし、そんな長く続くもんでもないのかなと思った。そんな目くじら立ててこの番組けなす人も人間小さい気がするけど。2025/06/29
阿部義彦
15
DU BOOKの本。テレビは昔から見ないので、イカ天のバンドとかはほぼ馴染みが無い(例外は「たま」で唯一当時会社の同僚からCDを貸してもらった位)ので、興味を持って読了。初期の審査員に、大瀧詠一の一番弟子の萩原健太氏がいたなんて初めて知りました。KERAのインタビューが一番納得が行き面白かった。アートスクール的感性として、私立和光学園一派に関する記述が自分としては得る所多かった。吉田アミさんがイカ天に救われたと語るインタビューも良かった。後半の、「けいおん」「ぼっち・ざ・ろっく!」論も出色。演劇とも絡む。2025/04/08
スプリント
10
イカ天の懐かしさで本書を手にとりました。 著者のバンドブーム論は同意できるところもありますが どちらかというと違和感を感じたところが多かった。2025/09/14
izw
8
イカ天は結婚したばかりの頃放送されて、よく見ていたので、懐かしく読み始めた。イカ天の記載は、思い出すことも多く、楽しく読めたが、後半になるにつれ、イカ天で目立ったバンドがその後どんな変遷をたどったかが詳細に紹介され、バンドブームについて、どんなバンドが何の影響を受けたか、アニメがどんな影響を及ぼしたか、演劇とのどんなコラボをしたか、など、微に入り細に入り解説されている。日本の音楽シーンを支えるプロデューサーや楽曲提供を行ってきたようだが、固有名詞の洪水についていけなくなり、流し読みをせざるをえなかった。2025/09/27
nobu23
8
80年代末期のイカ天とバンドブームに関して、当時の関係者や視聴者のインタビュー、著者の考察などを交えて深掘りする本。 リアルタイムで見てないが当時の熱気やブームさを感じることができる。 けいおんやぼっちざロックといったその後のアニメバンドブームに関しても多く言及している。2025/05/10
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