内容説明
一億総クリエイター時代の羅針盤となる新ジョブズ伝。何かをつくる全ての人が学び続けるための、唯一無二のストーリー。
目次
第1部 流離譚(挫折の章―若き日のスティーブ・ジョブズ;成長の章―ジョブズが生まれ変わった場所、ピクサーの誕生物語)
第2部 復活(円環の章―iPhoneの完成と音楽産業の復活;挑戦の章―シリコンバレーを唯一、脅かした日本人の物語;天穹の章―人類の最良の精神を信じた男;和解の章―魂の変容‐とある父娘の罪と許しの物語;エピローグ―ジョブズが託したNext Big Thing)
著者等紹介
榎本幹朗[エノモトミキロウ]
1974年東京生。作家・音楽産業を専門とするコンサルタント。上智大学に在学中から仕事を始め、草創期のライヴ・ストリーミング番組のディレクターとなる。ぴあに転職後、音楽配信の専門家として独立。2017年まで京都精華大学講師。寄稿先はWIRED、文藝春秋、週刊ダイヤモンド、プレジデントなど。朝日新聞、ブルームバーグに取材協力。NHK、テレビ朝日、日本テレビにゲスト出演(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nobu23
3
スティーブジョブズを深く掘り下げた本。 これまで読んだことのある伝記のような幅広い内容ではなく、特定の製品やサービスなどを深く掘り下げた内容で楽しめた。 日本人著者という事で、ソニーなどジョブズと関連する日本企業も深掘りしている。2023/12/24
naoki85
0
なかなか読み応えのある本だったが、ワクワクしながら読むことができた。 あまり前情報がなく読んだので、当初はスティーブ・ジョブスの伝記か、と思ったが、 Apple の動きに関連して、 Sony や Google の話も入ってきて途端に面白くなってきた。 歴史は繰り返すと言われるが、今後出てくるインパクトのある技術、製品でも同様のことが起こるとは思っているので、この本で参考にできるところは多分にあると思う。2022/10/30
Setsu 3141
0
前著で抜けていたiPhoneの開発話をスティーブジョブズの人生を軸に語るドキュメント。面白くて一気に読んでしまった。 ソニーの章もあってとっつきやすい。本当によくできたいい本だから英訳されないのだろうか。2022/08/31
Kyo1
0
スティーブ・ジョブズの伝記。語り尽くされたテーマであるが、テクノロジーやビジネス、そして人間模様を織り交ぜた濃密なストーリーだった。iPhoneにせよ、これから普及する自動運転にせよ、私たち生活者には世の中にインパクトを与えるプロダクトのスマートな表面しか見えていないのだが、それは強い意志を持った人の情熱や葛藤、人と人の偶然の出会いなど、極めて人間的な不確実性に揉まれた結果なのだ、ということに気づく。マクロ的には、ジョブズは半導体の進化と活用のロードマップをマネジメントしていたという視点は勉強になった。2022/08/28