二重に差別される女たち―ないことにされているブラック・ウーマンのフェミニズム

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二重に差別される女たち―ないことにされているブラック・ウーマンのフェミニズム

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  • サイズ B6判/ページ数 336p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784866471501
  • NDC分類 367.253
  • Cコード C0036

内容説明

あなたの「フェミニズム」は差別的?主流の白人フェミニストが提唱する「シスターフッド」に対して、BLMの時代、「ブラック・フェミニズム」からの切なる訴えとは―?白人女性=自分に置き換えると見えてくる、シスターフッドのあるべき姿―。

目次

「フッド」のフェミニズムはすべての人のために
連帯はいまだに白人女性のためのもの―ホワイト・フェミニズムの罪‐中・上流階級の白人女性以外を排除するフェミニズムとは
銃による暴力―セイ・ハー・ネーム‐銃に命を奪われた黒人女性たちにも名前はあった
飢え―フード・スタンプ以上に必要なもの‐安全な食料、それを買うための就労機会と収入、それを実現するためのプログラム
#FASTTAILEDGIRLSと自由―レイプ・カルチャーへの抵抗‐被害者非難より加害者にならない教育を
降り注ぐ家父長制―コミュニティーに内在する家父長制の害‐白人カルチャーを模倣した根深い性差別との闘い
黒人女性についてどう描くか―リスペクタビリティーを得るために、白人至上主義の家父長制に合わせて自分を変えるのではなく、メカニズムを根本から変える
「ブラック」にしては、かわいい―コミュニティーの内外に存在するカラリズムとテクスチュアリズム‐白人至上主義の美学
黒人の女の子は摂食障害にならない?―自己否定のトラウマが摂食障害を生む‐すべてのコミュニティーに充実したメンタルヘルス・プログラムを
凶暴さのフェティッシュ化―怒りの声を上げた勇敢なサバイバーたちに長期的な支援を
フッドは賢い人間を嫌わない―何世代もの先祖が、生き延びるためには教育を受けろと背中を押してくれた
行方不明と殺人―行方不明者の命の価値はすべてのコミュニティーにおいて平等だ
恐怖とフェミニズム―ホワイト・フェミニズムよ、白人至上主義の家父長制から抜け出し、異人種への恐怖を手放して、全女性のために立ち上がれ
人種と貧困と政治―投票権は民主主義の柱である 万人のために確約せよ
価値のある教育を誰もが受けられる権利を―教師によるいじめ、学校から刑務所へのパイプライン、常駐警官への依存を断ち切る
黒人女性の住宅危機―ジェントリフィケーションの功罪―長期住人が安心して住める住環境を
生殖の正義、優生学、妊産婦死亡―人種、トランス、障がいの有無にかかわらず、万人に性と生殖の正義を
周縁化された親たちの子育て―すべての子どもたちに安全と安定を―特権を持つ人々は支援とアクセスを提供せよ
アライ、怒り、共犯者―ホワイト・フェミニズムは、プラットフォームと人的・物的資源を差し出して、真の支援を

著者等紹介

ケンダル,ミッキ[ケンダル,ミッキ] [Kendall,Mikki]
ライター、講演家、ブロガー。ワシントン・ポスト、英ガーディアン各紙、米「Time」「Ebony」各誌をはじめ、さまざまなメディアに寄稿。人種、フェミニズム、シカゴで発生する暴力、科学技術、ポップ・カルチャー、ソーシャル・メディアについて自論を展開し、全米各地の大学でも講演を行なっている。SF・ファンタジー作品が対象のローカス賞候補となったアンソロジー『Hidden Youth(隠された青春)』を共同編集。ヒューゴー賞編集者部門候補の「Fireside Magazine」の一員でもある。軍を退役したあと、家族とともにシカゴ在住

川村まゆみ[カワムラマユミ]
お茶の水女子大学文教育学部音楽教育科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

38
原題「Hood Feminism」。この本が去年話題になった時、Youtubeで著者を見た。教養が感じられる冷静な語り口とユーモアあふれる彼女の姿を先に見ていたので、文章からにじむ怒り、苦悩、悲しみに圧倒された。この問題はフェミニズムの問題でありながら、同時に貧困、差別、負の連鎖の問題である。ぜひ恵まれた人々に広く読んでほしい。男性に読んでほしい。多くを学び、お互いのことを知ることの重要さを認識してほしい。コロナ禍の今だからこそ、アジア系アメリカ人による本も読みたいな、と思った。秀逸。2021/12/23

まこ

14
世の中のフェミニズムとは白人女性を守るためであって、有色人種は対象外。白人女性が褒められても有色人種は違う。と、本来なら守ってくれるはずの制度が逆に差別を引き起こす実態を著者の体験を踏まえ、対策含めて書かれている。問題の根っこには加害者が加害者の意識がないことがあるのだろうか。2022/02/28

Go Extreme

6
連帯はいまだに白人女性のためのもの 銃による暴力 飢え #FASTTAILEDGIRLSと自由 降り注ぐ家父長制 黒人女性についてどう描くか ブラックにしてはかわいい 黒人の女の子は摂食障害にならない 凶暴さのフェティッシュ化 フッドは賢い人間を嫌わない 行方不明と殺人 恐怖とフェミニズム 人種と貧困と政治 価値ある教育を誰もが受けられる権利を 黒人女性の住宅危機 生殖の正義、優生学、妊産婦脂肪 周縁化された親たちの子育て アライ、怒り、共犯者 目を逸らさず読み進めてほしい2021/10/19

kameyomi

4
白人至上主義のアメリカで「黒人」として貧困地域に育った著者が、「白人女性たちのフェミニズム」、ホワイト•フェミニズムを、いわば、ちゃんちゃらおかしいと述べている。 フェミニズムは、ジェンダー、階級、人種等あらゆる種類の差別と闘ってこそのものであるとする怒りにも似た主張に、大きく頷きながら、では自分はどうすれば良いのかを考えさせられる。 訳が読みにくいところがあるのが残念。2022/03/12

ぞだぐぁ

3
フェミニズムって女性の権利向上のための活動だったって認識しているんだけど、この本では女性の中でも非白人と白人では必要なものが違っていて、困窮者への支援や暴力への対策等も必要って事を黒人の低所得者層の家庭に生まれて旦那からのDVから逃れて生活保護すら受けた著者が自分の経験等も交えて説明している。 日本でも旧部落地域だったことをネットに載せるなって裁判が最近あったけど、それとは逆に非白人が白人が暮らす地域に住んでいたら「分不相応だから出て行け」と言われる(先に住んでいたのは彼/彼女)とか信じられない話も。2021/10/05

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