内容説明
100万人以上の「冒険者(Adventurer)」たちで構成されたコミュニティに後押しされ、ウェス・アンダーソン本人からも公認された本書は、世界でどこより美しく、独特で、興味の引かれる場所と、そこにひそむ物語を伝えている。美しいデザイン、息をのむような写真、思いがけない物語。この本は、インスピレーションと冒険へのパスポートだ。旅行好きにも、ウェス・アンダーソンの特徴的な世界観を愛する人びとにも、世界を違った視点から眺めるのに最適な招待状である。
目次
アメリカ&カナダ
ラテンアメリカ
中央&西ヨーロッパ
イギリス&北ヨーロッパ
南&東ヨーロッパ
中東&アフリカ
南、中央&東アジア
オセアニア
南極
著者等紹介
コーヴァル,ワリー[コーヴァル,ワリー] [Koval,Wally]
2017年にインスタグラムで@AccidentallyWesAndersonのアカウントを立ち上げ、現在では100万人以上の「冒険者」を抱えるコミュニティとなっている。ニューヨークのブルックリンで、妻のアマンダの助けを借りながら、日々コンテンツを収集・公開中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Willie the Wildcat
53
AWAを知らず奥様に誘われ展覧会を鑑賞。絵画のような写真、写真のような絵画。帰宅後に本著を見せられて種明かし!?序文の氏の厳選の一枚に納得感。本著は展覧会とは異なり地域別で分類され、作品ごとに時に歴史を紐解く解説ぶり。本著からは、何度か訪れた『グローナルンド遊園地』は外せない。他には『スカイライン』と『移動更衣室』。展示会からは『ビルガー・ヤール広場』や『レッドヒルMRT』など、以前住んでいた街並み。出張の際に訪れた『アフリカ貿易港』などにどうしても目が行ったかな。興味深い一冊+展覧会。2023/12/03
Toshi
18
ウェス・アンダーソンらしい風景(パステル調、左右対称とか)をポストする、ウェブサイトに集まった画像の集大成。序文はウェス・アンダーソンなので、一応お墨付きももらっているようだ。割と誰もが知っている場所もあれば、ほー、こんな所がと行ってみたくなる場所も。そして何よりも解説がありきたりでなく面白い。日本も幾つか紹介されているが、投稿しているのが日本人ではないだけに、意外な場所も。中でも東大の安田講堂。あまりウェス・アンダーソンっぼくはないが、これも解説が「へえー」。2024/01/14
北風
11
展覧会良かったです。カタログ買うつもり無かったんだけど、これは普通に写真集で、買っちゃった。監督が撮影した写真じゃなくて、世界中の同志たちによるものってのがすごいですね。真正面から左右対称の世界を切り取る。ちょっとだけアシンメトリーだったりして、バランス感覚がいい。みんなが同じように撮るから、同じ人が撮ったように見えのってなんか良くないですか? 世界中の人がみんな違っていい。だけど、一瞬でもみんなが本当に同じ方向を向くことができたら、世界はもっとよくなるんじゃないかな、と思います。2023/11/26
ペコー
8
読了。かわいい写真集。アメリカの映画監督ウェス・アンダーソンがとりそうな構図の写真を集めた写真集。実際に写真が撮られた場所に行ってみたくなった。2023/07/30
kino06
8
まさに!ウェス・アンダーソンの風景!!これがセットじゃなくて実際にある風景というのが素敵。色合いも建物のデザインもウェス!写真の撮り方(語彙力と知識がなくてすみません)が独特なのかな。ウェス・アンダーソンが好きな人にはニヤニヤが止まらない本です。買ってよかった。自分へのクリスマスプレゼントだ。2020/12/21