出版社内容情報
アラブ、アジア、ヨーロッパが交錯してアナトリアの大地に花開いたトルコの音楽文化。複雑にして深遠なその世界に迫る!アラブ、アジア、ヨーロッパが交錯してアナトリアの大地に花開いたトルコの音楽文化。
古典、宗教、民謡、ロック、ジャズ、ヒップホップ、ジプシー、そしてベリーダンス。
複雑にして深遠なその世界に迫る!
日本人には馴染みが薄いものの、豊かな世界が広がるトルコの音楽。
欧米が無視してきたその700年の歴史と現在を見通す初めての本!
はじめに トルコ音楽の奥深さに魅せられて
第1章 トルコ音楽の歴史と発展
第2章 20世紀のトルコ音楽
第3章 アナドル・ロックからヒップホップまで
第4章 トルコの楽器演奏者たち
第5章 ベリーダンスと音楽?ジプシーをめぐる旅
アナトリアの夢と音楽 ?やや長いあとがき
関口義人[セキグチ ヨシト]
1950年、東京生まれ。商社勤務で東欧各地に駐在。退社し帰国後、音楽評論および1998年からジプシーの取材・執筆活動を展開。桜美林大学講師。主な著書に『ジプシー・ミュージックの真実』『オリエンタル・ジプシー』(青土社)、『ジプシーを訪ねて』(岩波書店)、『ヒップホップ! 黒い断層と21世紀』(青弓社)、『ユダヤ・リテラシーの視界 アブラハムはディズニーランドの夢を見たか』(現代書館)、『ベリーダンス 伝統と革新のあいだで』(彩流社)ほか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
崩紫サロメ
16
タイトルとは少し異なり、20世紀・21世紀のトルコの大衆音楽を知るためにその背景として歴史的なことも語られている。本書は読みながらYouTubeやiTunesで実際の曲を聴くのが一番楽しいと思う(アクサンは落ちているが検索には問題なし)。サナート、ハルク、アラベスク、そしてたークッシュポップスの登場。その中でトルコの複雑な民族性、ドイツへの移民といった背景を考えざるを得ない。著者はジプシー音楽についての著書もあり、5章のジプシー音楽の章が充実していた。2020/09/15
kate
1
固有名詞がたくさん出てくる。この本だけを読めばいいというよりは、この本をもとに実際聴いてみる必要がある。 なお表記について、カナ書きではちゃんとトルコ語読みになっているのに、ローマ字部分はアクサンの類が全く省かれてしまっているのが疑問。 ダークメタルのShe past awayについて記述があるかと思ったらなかった。2020/03/15
-
- 和書
- 伝説のイエロー・ブルース