内容説明
珠玉の詩集―北の大地より。
目次
ひと冬の後(オホーツク;古都;故郷;モヤサム)
同朋讃(命はあらたまり;夕に寄せて;穏やかな朝;港市夜話;午後三時の時を告げる;残影)
夏の年と冬の年(夏の年と冬の年;せめて道端に立ち止まり;あしはらの;今日、新しい指輪を買いに;クリスマスローズ;見えない海)
地名考(ヒロシマのための五章;おまえが一株の新しい根だということは;深津島山;母なるものの深い憐れみのうちに;物真似カケス)
ひと組づつ(芥子粒を届ける;苗床を耕す;野の花;春によせて;夏の日々;冬の日々;長い列に並んだ新たな春は;長い列に並んだ老いた秋は)