平六と族

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  • サイズ 46判/ページ数 160p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784866414195
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

代官丹羽族は只見村の鈴木平六宅に駐留して、兵糧総督としても務める。しかし寒村の只見では西軍に敗北した長岡藩士など膨大な避難民の食糧調達もままならず、責任を感じた族は自害する。この自害は農民に衝撃を与え農民たちの献身的な食糧提供のおかげで被害を最小限にとどめることが出来た。人間の優しさ、強さとは何か、平六が族の自害から何を学び、どう生きていったのかを、現代人の生き方にも照らして見つめる。

目次

1 奥会津の農民と会津藩代官の出会い
2 会津の統治と奥会津の歩み
3 戊辰戦争という暴風雨
4 侍の責任と農兵の役割
5 族と継之助と遼太郎
6 あの時を振り返れば

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐倉 海人

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開いたら一気に読み進められる内容でした。 北越戊辰戦争で敗れ、会津に逃れてきた長岡藩の将兵救護に当たった丹羽族と地元の農民平六との視点で綴られた物語。 丹羽族が負った責務。やはり将兵への食糧給与、兵站の厳しさはいつの時代も変らないものだと痛感。 只見河井継之助記念館を訪れ、只見線全線を往復乗車したこともあって現地のことを思い返しながら読み切りました。 なおこの本は只見町河井継之助記念館で購入しています。2022/09/21

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