出版社内容情報
戦後の激動の時代に不屈の精神で生き抜いてきた著者の半生を克明に綴った作品。
目次
失った時間よりも
田舎育ちの女の子
学校が好きな1年生
戦争の足音が聞こえる
飛行機部品を作る女学生
女高師入学と寮生活
夏休みの思い出
進学か学生運動か
奈良の豊かな自然
奈良女高師から国立奈良女子大学へ
CIEから突然の呼び出し
卒業はできたものの
中身の濃い教育現場
夜中のお願い
質屋の嫁と子育て
生きがいを見つけて
「心の電話」相談員の10年
雪の鞍馬山で骨折
学習塾の閉鎖
日野原重明先生の教えを求めて
タンザニアへの教育支援
夫の旅立ち
著者等紹介
早瀬和惠[ハヤセカズエ]
1928(昭和3)年、西春日井群西春村(現北名古屋市)に生まれる。1945年、愛知県第二高等女学校を卒業し奈良女子高等師範学校(現奈良女子大)理学部(物理化学専攻)に入学。在学中に全日本学生自治会総連合(全学連)が発足、同大の自治会委員長として運動に参加する。1949年占領政策違反の罪で軍事裁判の実刑判決を受け、和歌山女子刑務所独房に3年半収監される。その後名古屋市立桜山中学校教諭、椙山学園中学部講師を経て、1972年から約40年間、小中学生の学習指導に携わる。2010年よりタンザニア共和国の教育支援活動に参加している。現在NPO法人「マライカの翼」プロジェクト副理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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